いつも笑顔でいれば嫌われない?災いと怒りを招く「笑顔」の話

逆行のなか曖昧に微笑む女性の画像 Pixabay

「いつも笑顔を忘れないで」という言葉は良い言葉だなと思うし、そのことを否定するつもりは無いのですが、ちょっとだけ思うのは大味なアドバイスだなぁということです。

笑顔って難しいんです。
笑顔や笑いが不幸を招くことがあります。
時と場合によっては殺意までも招くこともあります。
私も笑顔や不用意な笑いで何回か失敗しています。
だから思うのです。笑顔は時と場合を考えて意識的に使うものだと。

災いを呼ぶ笑顔

たとえば不幸を招きやすい笑顔の代表格は周囲に嫌われたくないという類の自信の無い笑顔です。
こんな顔で街を歩いているとツボを売りつけられるかもしれませんし、高額エステに勧誘されるかもしれません。

他人に嫌われたく無いという笑顔は育ちの良い人、だけど社会経験が浅い人にありがちな表情です。
幸せな人生だったから周囲から笑顔が大切だと言われることを愚直に実践し、楽しくもないのに笑うという従順さ。

楽しくて笑う、ニコニコするというのは良いんです。
そこには笑顔の理由があるから。
だけど、他人からそうして居たほうが良いというアドバイスを鵜呑みにすると自信がない笑顔になります。
何がおかしいか自分自身もよくわからないからです。

よくわからないフワフワした笑顔。
私が悪い人だったら真っ先に狙います。
言い包めることが簡単そうだから。
こういう人は恋愛でも高圧的な相手に振り回されて、大変な思いをすることも多いです。