そのツイートは信じるのかよ!夫のスケベ心で守られた「インフルエンザ危機」

夕暮れにデートするカップル Mojca JJ

予定が立て込みがちな年末。この時期になんとしてでも防ぎたいのは、体調を崩すことではないでしょうか。インフルエンザにでも罹ろうものならば、楽しいクリスマスや忘年会の予定がすべてパー。ひとり部屋に籠って寂しく年越しするハメになってしまう。

とはいうものの、わたし自身に関していえば、これまでインフルエンザの予防接種を打ったことは、ありませんでした。というのも、数年前の冬にインフルエンザを発症したことがあったのですが、鼻から吸引するタイプの治療薬を処方してもらったところ、ビックリするほど効いて、半日後には熱も下がって平常運転。なので、例えインフルエンザに罹ったところで、数日間、外に出て人と会えないという不都合だけ我慢すれば済むことだと考えていたからです。

しかし、いまは違う。なぜなら我が家には、2歳の息子がいるのです。子どもはインフルエンザに罹ると重篤化しやすいと言われています。そうではなくとも、熱に苦しむ我が子の姿は見たくない(件の薬は子どもには処方が不可なのです)。もしも自分が罹った場合、自宅内で接触しないように暮らすのも寂しい……そういった事態を避けたいと、産後は予防接種を打つようになり、今年も母子とも、秋のうちに早々と接種を済ませました。予防接種をしたところで、実際はあまり効果がないとかいう話もありますが、それでも丸裸よりは、パンティーの一枚でも身に着けれていれば、幾分不安が紛れるように、何も対策しないよりは少し安心感があります。

ところが、我が家で唯一、真っ裸な人がいる。夫です。「お店で、毎晩いろんな人と会うんだから、インフルを貰ってくる確率が一番高いのは君だよ(注:夫はバーを経営していて、毎晩カウンターに立っているのです)」と、さりげなく注意を促しても「大丈夫でしょ!」というなんの根拠もない自信を持って、打ちに行こうとしない。いい大人にああだこうだというのも嫌なので「予防接種をしないで、もしもインフルになっても、わたしは一切看病はしないし、自分の部屋からも出てこないでね」とあらかじめ見放す旨を通告し、予防接種を打つか否かは彼自身に任せることにしました。冷たいと言われようが、知ったことはない。