変わらない「性癖」ゆえに絶望してしまう

 そもそも、人様の性癖についてどうだこうだと口を出すのはお門違いといいますか、幼女が好きだろうがウンコが好きだろうが、レイプでしか興奮できなかろうが、そのされることを望んでいない他人を搾取せずに、イマジネーションや二次元で、その性癖を満足させることが出来るのならば、まったく責めるべきではありません。
というのに、自分と同年代の男性陣が女子高生だ中学生だ「若い雌に発情するのが、生物として正しい」といっていると、なんとなくガッカリしてしまうのは、同じくらい生きて来たはずのその人が、その性癖の部分だけ十年前、二十年前、三十年前とちっとも変っていない、成長していない、成長することはない、という事実を突きつけられるからかもしれません。

 なぜなら、「変わらない」ということほど、絶望することはないからです。
けれども、性癖なんてものは変わらないからこそ、性癖であるわけで、変わるものは性癖とは呼ばないとも言えます。
そしてそれを「変えろ」ということもまた乱暴で、支配的なことです。わたしはそう思います。
だからきっと、いつか、夫がこっそりと隠している女子高生モノのアダルトビデオを発見しても「気持ち悪い!」とも思わないだろうし「捨てて」とも頼まない。
けれど、ただ冷ややかな気持ちを込めて「へー、実はロリコンの気があったんだ」と思うことでしょう。

 こうして考えてもうひとつ思ったことがあります。
世の中の女性はわたしと同じように「若い女が好き」=「ロリコン」と考えている人が多いのではないか、ということです。
福山雅治が14歳年下の吹石一恵(当時33歳)と結婚した時や、16歳年下の一般女性(当時27歳)と結婚した西島秀俊、18歳年下のモデル(24歳)と熱愛中の浅野忠信など、どれも報道された時には、「ロリコンなんじゃないか」という世間の声がチラホラとあがっていました。

 対象とする年齢ではなく、年の差に女は引っかかる。
絶対評価ではなく相対評価で測るために、二十歳を過ぎてさえ、年の差があれば「ロリコン」と誹られる現代――。
「若い女性好き」の男性には、ちょっと生きにくい世の中かもしれませんね。

・・・次回は《18歳まで残り10日…2つの失敗が招いた「青春の区切り」》をお送りします。

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Text/大泉りか

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