ぐっと生きやすくなる?

しかし、“きちんとした幸せな家庭”を求めたはずなのに、たどり着くところが離婚では、残念すぎる。
もちろん、そうなるリスクを取っても、理想とする“きちんとした幸せな家庭”を求めたっていいとも思うのですが、そこから自然とこぼれ出てしまった身からすると、その“きちんと”を手放せば、人と暮らすのはすごく楽になるのに、とも考えてしまう。
そんな“きちんとした幸せな家庭”を作ることを他人事扱いしているわたしが「結婚を推す理由」。
それはものすごく、ものすごく、ものすごく、ものすごく、お恥ずかしいのですが、「結婚すると寂しさがなくなる(減る)から」の一言に尽きます。

家に帰った時に、例えいなくても「いつか帰ってくる」というほっとする感じや、朝目覚めた時に隣に人がいるあたたかみ。好きな相手が自分のほうを向いてくれているという安心感。
何度か、同棲をしたこともありますが、不思議と結婚してからのほうが、断然に「寂しくない」。
「寂しくない」からか、相手に業務連絡以外のLINEや電話をしなくなりました。
だから、子供もいらないし、ひとりでいても「寂しくない」という人には、結婚はお勧めしませんが、仕事も楽しいし、友達だっている、生活は充実していても、なにか「寂しい」っていう人には、結婚はいいと思いますよ。
寂しさに振り回されなくなると、ぐっと生きやすくなりますから。

Text/大泉りか