アルテイシア・ぱぷりこ・そこにいる喪女が答えます③「毒母との戦い方を教えてほしい」

先日、オンラインサロン「アルテイシアの大人の女子校」の東京オフ会が開催されました。
当日は以下の3人のゲストに登場いただき、生徒さんの相談に答えてもらいました。
その時の模様をルポしたいと思います!

ぱぷりこ/作家。著書『妖怪男ウォッチ』『なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか』

そこにいる喪女/ツイッターで人気のアラサーOL。アルテイシアのカウンセリングにも登場。

AM岩倉/AM「恋愛デスマッチ」「59番目のマリアージュ」の担当編集者。呼び名はアサシン。

毒母との戦い方を教えてほしい(Nさん、29歳)

私の母はモラハラ系毒親です。
私が学生時代に父の借金が原因で離婚→経済力のない母に養ってと泣きつかれる→新卒から赴任地に母を連れていって養う、という流れで4年間、同居していました。

最初の3年は、表面上はうまくやっていました。けれども、母の意に沿わない彼氏(バツイチ子持ち、学歴が私より低いなど)ができてから戦争状態になりました。

私や彼に対する暴言、彼の子どもに危害を与えるといった脅し、夜中寝ている時に暴れ出す…等など。「このまま一緒にいたら殺すか殺されるかだ」と思い、なんとか脱出して、今は物理的に距離を置いてます。

別居後は、モラハラはだいぶマシになりました。とはいえ母から受けた苦しみは絶対許せないし、今度モラハラされた時は毅然と拒否したいと思ってます。
ただ電話や対面した時にモラハラめいたことを言われると、過去の恐怖が蘇り、言葉が出なくなります。どうすれば心を強くもって、立ち向かえるでしょうか?

(来月、彼を連れて結婚の挨拶をしなくてはならず、対策して臨みたいと思って相談しました。逆上して何かされても困るので、挨拶はすることにしました)

最悪のシナリオを予想

アルテイシアの女子校サロントークの画像
アル

毒親と対面する時は「敵の出方を予想して、シミュレーションしておく」のがおすすめです。
Nさんのお母さんは罵倒してくるかもしれないし、被害者ぶって彼を味方に引き込もうとするかもしれない。そういうのを予想している方がダメージが少なく済むと思う。

私もそうだったけど、どうしても期待してしまうんだよね。「今度こそまともに話し合えるんじゃないか」「優しい言葉も聞けるんじゃないか」とか。でもやっぱり裏切られて、そのたびに絶望してきた。

なので最悪のシナリオを考えていく方が「予想よりはマシだったな」と心を守れると思う。お母さんが暴れ出すとか、巨大化して火を吹くとか(笑)

―会場 (笑)

アル

あとは、彼に対応してもらう方がいいと思う。自分が対応すると感情が高ぶってしんどいから。たとえば「バツイチ子持ちのくせに、どういうつもりだ」と責めてきたら「お母さんの心配はもっともです! でも大丈夫、スマーイル!」と修造返しをするとか。

―会場 (笑)

岩倉

修造返しはからみづらくて良いですよね。

アル

:毒親の特徴は「話し合いができないこと」なので「いかにかわすか」がカギだよね。お母さんが何を言ってきても「2人で決めたことなんで」とひたすら返して「2人で決めたことなんでbot」になるとか。

岩倉

合言葉みたいに決めておくといいですよね。

アル

私の場合は「地獄のミサワ返し」でかわしてた。母に「なんで電話に出ないの」と言われたら「仕事が忙しくて」、「なんで会えないの」と言われたら「仕事が忙しくて」って、それしか言わない。
私は「この親とまともに会話するのは無理だ」と諦めた方が楽になったわ。