今回カウンセリングするのは、婚活をお休み中のKさん(33歳会社員)。 相談メールには以下のようにありました。
「31歳の時から婚活を始めて2年。ストレスから胃カメラを飲む状態になり、もう疲れてしまいました。でも結婚して子供が欲しいので、休むことにもモヤモヤして焦るし、どうしよう…と悩み続ける毎日です」
混ぜるな危険!!
- アル
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31歳の時に婚活を始めたんだよね?
- K
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はい。実は29歳の時、婚約破棄をしたんです。相手は3年付き合った彼氏で、式場も予約して新居も決まってたんですが、1か月前に「これは無理だ」と思って。
というのも相手は新興宗教の信者で、いざ結婚が決まると「入信しろ、選挙協力しろ」と言われて「話が違う!」となって。しかも彼はフリーターだったんですが、ちゃんと就職すると言いながら就活も全然してなくて。
- アル
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それでも彼と結婚したかったの?
- K
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「30までに結婚したい!」と焦っちゃって…。
- アル
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おおう~日本の国民病だなあ。彼のことは好きだったの?
- K
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その時はもう好きではなかったです。でも30までに結婚したかったのと、当時ブラックな会社で働いていて、とにかく仕事を辞めたかったんですよ。
- アル
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「結婚という箱さえ手に入れれば、全ての問題が解決する!」と思っちゃったのね。「結婚は単なる箱で中身は50年の共同生活」と考えないと、違和感や不安に目をつぶっちゃうよね。
- K
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そうなんです。それに「結婚なんて勢いだよ」「結婚すれば何とかなるよ」とかアドバイスしてくる人もいるから「きっと大丈夫!」と無理やり進めようとしてました。
- アル
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無理やりクサいものに蓋をしてたけど、1か月前に「やっぱこれクセえ!ウンコだ!」と気づいたのかな?
- K
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結婚式の1か月前に仕事を辞めたら、冷静になったんですよ。それで「あれ?これウンコじゃん」って(笑)。もう本当に仕事を辞めたかったんだと思います。
- アル
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仕事の問題は仕事で解決すべきなんだよね。仕事と恋愛・結婚という別のジャンルをごっちゃにするから間違ってしまう。
- K
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それはすごく実感しました。婚約破棄した後、何もない状態になって「自分の生活を取り戻さなきゃ!」と転職活動して今の会社に入ったんですけど、上司や同僚に恵まれて仕事もやりがいがあって めちゃめちゃ快適なんですよ。
- アル
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最初から転職活動しときゃよかったんだよね(笑)。結婚に逃げようと焦ると、冷静な判断力を失ってクソをつかみがちだから、仕事と結婚を混ぜちゃいけない。「混ぜるな危険!!」とトイレに貼っておくといいと思う。