喜怒哀楽があるから人間
アル:結婚とは約50年の共同生活なわけですが、Eさんはどんな結婚生活が理想?
E:理想の結婚生活は、ダラダラしゃべってワハハと笑える関係がいいなと。屁をこいても笑えるような相手が理想です。
アル:セックスが合うよりも?
E:うん、セックスよりも笑いが大事ですね。それは絶対そうです。
アル:絶対そうなのに「セックスの相性を確かめなきゃ」と思うの?
E:うーん、そのへんが整理できてなかったんでしょうね…セックスの相性がよくてもダメだって、ポリス事件でも学んだのに。
アル:セフレは結局セックスで繋がってるから、セフレ状態が長いと「セックスが合わないとダメ」と刷り込まれるのかも。
E:それはありますね。しかもコンプレックスが強いので「私の売りはセックスだ」と思い込んでる部分もありました。本当は素の自分を人間として好きになってほしいのに。
アル:性の対象としてじゃなく。
E:そう、体だけの関係じゃなく、私の内面をちゃんと好きになってほしい。そうじゃないと傷つくし、言いたいことを本音で言えないのは苦しい…そういう自分の本音に気づけてよかったです。
アル:「私も楽しんだし」「セックスも良かったし」と自分に言い訳してると、本音に蓋をしちゃうよね。「悲しかった」「腹が立った」と認めることが大事だと思う。
E:今回、自分の心と向き合って「母にブスと言われて自分はすごく傷ついた」と認められたのも良かったです。「愛されなかったわけじゃないし、ネガティブに考えちゃダメだ」と蓋をしていたので。
アル:人間は多面的だから、ネガティブな感情もあればポジティブな感情もあって、清い感情もあれば黒い感情もあって、だからカラフルで面白いんだよ。喜怒哀楽があるからこそ人間なんだから。
E:今度、母に言ってみます。「Qちゃんに似てるとか言われて、私はすごく悲しくて泣いたんだ」って。
アル:親は大体「覚えてない」「冗談だった」って言うけどね(笑)。でもQちゃんはカワイイやん、大食らいで役立たずで。
E:それ褒めてないですよ(笑)
アル:Qちゃんは靴に化けれるよ、靴しか化けられへんけど、あとメッチャ音痴。
E:愛すべきキャラではありますね(笑)
アル:ちなみに私はU子さんに似てると言われる。ダミ声のガサツなデブで、Qちゃんをこき使うねん(笑)。Qちゃんは愛すべきキャラだし、Eさんも愛すべき魅力的な女子なので、自信を持ってくださいね。
E:はい、今日はありがとうございました!
―そしてこの後も串カツに行ったのでした!
Text/アルテイシア
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