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  • 2017.06.28

旧ベッキーから脱して理想の結婚を目指せ/隠れ性豪女子にカウンセリング② 

「ピン!とくるセンサーが働いている」「性欲もある」「恋愛をしてきた」だからこそ「結婚しようとするとうまくいかない」「『付き合う』段階になかなか進めない」。セフレにピルを飲めと言われれば婦人科を受診してしまう隠れ性豪女子Eさんのカウンセリング最終回!いきすぎポリアンナなポジティブすぎる思考から離脱できるのでしょうか?

セフレ 好き 断れない 悩み

 「結婚したくて婚活してるのに、セフレになってしまう」と相談をくれたEさん(31歳、会社員)
その原因は「NOと言えず、自分の意思や希望を伝えないこと」「過剰にポジティブ転換してしまうこと」にあり、そんな彼女の心の底には「母のブスの呪い」があったのでした。

男尊女卑アレルギーゼロ

アルテイシアの恋愛デスマッチ性豪いきすぎポリアンナ女子編
『なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか 18の妖怪女子ウォッチ』

E:私は母にブスと言われたけど、弟は天使みたいに可愛くて、溺愛されてたんですよ。だから私はこんな変に育ったのかなと(笑)。あと学生時代もモテる方じゃなかったんで、どうしたら異性に好かれるんだろう?と考えた末に「ブスは頑張らないとダメだ」って。

アル:その「頑張る」が「相手に合わせてNOと言えない」方面に行ったのね。でもそれはモテじゃなくカモだよね。
私も弟が美少年で母は毒親だったけど、そっち方面には行かなかったのは、生まれつきの性格が大きいと思う。弟は素直な良い子だったけど、私は「親の言うことなんて聞いてたまるか!」という反骨精神のブスだったから。

E:(笑)きょうだいでも赤ちゃんの頃から性格が違うと言いますよね。

アル:遺伝的要因と環境的要因はだいたい半々だと言うよね。環境でいうと、私は自主自立系の女子校育ちで「男に偉そうにされてたまるか!」という男尊女卑アレルギーが強い。

E:私、それ全然ないんですよ。男に「お前」と呼ばれても全然いいし。

アル:脊髄反射で「誰がお前じゃボケ!」ってならない?

E:ならないです(笑)。「お前のこういうとこがダメだ」とか言われるのもイヤじゃない。

アル:咄嗟に殺しそうにならない?

E:ならない(笑)。むしろ「私のために言ってくれてるんだな」と思います。

アル:おおう…それもいきすぎポリアンナ&ポジティブ転換だよね。女にダメ出しする男は、相手を見下して支配したいだけの男が多いよ。

E:そこをちゃんと見極めないとダメですね…。

アル:ぱぷりこちゃんの妖怪男女本をセットで読もう!私の百倍辛口で詳しく解説してるから(笑)

E:読みます!アルさんに言われるまで、ヤリチンポリスのことも「彼女ができたと正直に話して、いい人だな」と思ってたので。

アル:情状酌量しすぎや(笑)!それどこの国の法律?そのままだとまた都合のいいセフレになっちゃうよ。「イヤなものはイヤ」「私はこうしたい」とハッキリ言う子の方が、支配系・搾取系の男をブロックして、幸せで対等な関係を築いているよね。

E:それでいうと、私はマッチングアプリのお陰でちょっとだけ言えるようになれました。絶対に会いたくない相手はちゃんと断るとか。やっぱり無理して相手に合わせてると、病むんですよ。それをしなくなったのは、自分にとって大きな一歩でした。

アル:人類にとって大きな一歩だよ!進撃しているね!
とりあえず、女にお前と言う男は避けてみたら?

E:私、男に偉そうにされても「こういうキャラなんだな、ははは」と面白がってしまうんです。

アル:それもポリアンナだよね。「人生楽しんだもの勝ち、面白がろう!」がいきすぎると「ゲスにひどいことされても楽しもう!」と旧ベッキーみたいになってしまう。

E:旧ベッキー(笑)。確かにあの人は過剰にポジティブ転換してそうですね。

アル:「辛くても成長できてよかった」とか綺麗事にしちゃダメだよね。「ふざけんなこのゲスが!」とブチ切れることで、新たなゲスをブロックできるから。

E:私、ヤリチンポリスに振られた時も「ピル飲み始めた途端に振られるって、おもろいな、ネタやな」と思ってしまって。

アル:Eさんはそうやって自分を守ってるんだろうね、「私は傷ついてない、大丈夫」って。
でも痛み止めを打って痛みを誤魔化し続けてると、自分が傷ついてることに気づけなくなる。辛くても自分の心と向き合って、傷ついてることを認めて処置しないと、どんどん傷が化膿していくよ。

E:過去にいろいろ辛いことがあって、やりすごすのがうまくなったんでしょうね。「辛いのは今だけだ、引きずらないようにしよう」みたいな。

アル:本当にしんどい時はそれも必要だけど、やりすごしてばかりだと、ずっと変わらないままだよね。「振り返り&検証」をしないと、同じ失敗を繰り返すから。

E:アルさんに「思考や行動を変えずに出会いだけ増やしても、同じことを繰り返す」と言われて、その通りだと思いました。私の場合、まずは性欲に負けちゃダメだなと…。

性欲は武器にもなる

アルテイシアの恋愛デスマッチ性豪いきすぎポリアンナ女子編
『カルビー かっぱえびせん』

アル:家を出る直前にオナニーして、仙人のような状態で会ったら?

E:そうですね(笑)。あと最近スポーツクラブに入会したので、多少は発散できるかなと。

アル:中学男子か(笑)。でもね、性欲はプラスに働く面も大きい。オクテ女子は恋心の導火線がしけってる、惚れっぽくない子が多いけど、彼女らはだいたい性欲が薄い。逆に性欲強い子はつね腹ペコの状態だから、なんでも美味しそうに見えるでしょ。

E:べつにトロじゃなく、かんぴょう巻でも美味しいですよね(笑)

アル:カッパ巻でも美味しいよね(笑)。逆に食欲がないと「いっぱい並べられても選べない」になってしまう。あと性欲強い子の方が「この人、いいな」と自分の感覚で選べるよね。いわゆる「ピンとくる」ってやつ。

E:そう!私も年収とか学歴とか一切気にしないんですよ。自分がいいと思うかが全てなんで。

アル:自分の感覚に自信がない子は、スペックや他人の意見に左右されがちだよね。服を買う時でも、自分で「これが好き!」とわからないと、ブランド名や店員さんの意見で決めちゃうでしょ。

E:私、服選びは自信があるけど、男選びは間違っちゃって。

アル:性欲強い子はジャンクにもつい手を出してしまうから。

E:目の前にあるとつまみ食いして、小腹を満たすみたいな(笑)。

アル:そこもバランスだよね。性欲は恋愛において武器になるから、うまく使いこなそう。腹ペコでも腐ってるゲスを拾い食いとかせず、ちゃんと相手を選ぼう。 

E:昔に比べると性欲が枯れてきたんで、選べるようになるかなと。セックスも前ほどはしてませんし。

アル:セックスはかっぱえびせんと同じで、やればやるほどしたくなるから。

E:かっぱえびせん(笑)。たしかにやるほどクセになりますよね。

アル:私も昔は性欲先行だったけど、夫と出会って「性欲寄りの恋愛」から「友情寄りの恋愛」にシフトしたよ。セックスは特にしたくないけど、この人ならずっと一緒にいられるなと。

E:私はセックスが合わないと困ると思って、付き合う前にやってしまうんです。「セックスの相性を確かめなきゃ」みたいな。

アル:いや、そこは合わせていけるでしょ。始めから完成形を求めるんじゃなく、セックスの相性は2人で作っていくものだと思う。

E:相手がオクテ男子でも大丈夫ですか?

アル:オクテや童貞の方が自分好みに育てていけるよ。詳しくは『官能女子養成講座』を参考にしてくださいね。

E:参考にします!でも、私は育てるとか苦手かも…ドMなんで。

アル:「ドMなんで」って男の前でも言ってる?

E:結構言ってますね。

アル:それは絶対言っちゃダメなやつ!!ドMと聞いた男は「押せばヤレる」と思うし、支配系の自称ドS野郎も引き寄せてしまうから。

E:ああ…私、サービス精神でついエロトークしちゃうんですよ。


アル:見た目はおとなしそうやけど、実は隠せてないんやな。「エロトークする=ヤレる」と短絡する男は多いので、清楚ぶらなくていいから、余計なことは言わないようにしよう。たとえば「最近いつセックスした?」とか聞かれたら「ナイショ」と返せばいいよ。

E:私、聞かれたら全部正直に答えてました…。

アル:「ナイショ」は便利なので使っていこう。あと「S?M?」と聞かれたら「N、ノーマルです」と返せばいい。

E:なるほど、勉強になります!

喜怒哀楽があるから人間

アルテイシアの恋愛デスマッチ性豪いきすぎポリアンナ女子編
『オバケのQ太郎 1 』

アル:結婚とは約50年の共同生活なわけですが、Eさんはどんな結婚生活が理想?

E:理想の結婚生活は、ダラダラしゃべってワハハと笑える関係がいいなと。屁をこいても笑えるような相手が理想です。

アル:セックスが合うよりも?

E:うん、セックスよりも笑いが大事ですね。それは絶対そうです。

アル:絶対そうなのに「セックスの相性を確かめなきゃ」と思うの?

E:うーん、そのへんが整理できてなかったんでしょうね…セックスの相性がよくてもダメだって、ポリス事件でも学んだのに。 

アル:セフレは結局セックスで繋がってるから、セフレ状態が長いと「セックスが合わないとダメ」と刷り込まれるのかも。

E:それはありますね。しかもコンプレックスが強いので「私の売りはセックスだ」と思い込んでる部分もありました。本当は素の自分を人間として好きになってほしいのに。

アル:性の対象としてじゃなく。

E:そう、体だけの関係じゃなく、私の内面をちゃんと好きになってほしい。そうじゃないと傷つくし、言いたいことを本音で言えないのは苦しい…そういう自分の本音に気づけてよかったです。

アル:「私も楽しんだし」「セックスも良かったし」と自分に言い訳してると、本音に蓋をしちゃうよね。「悲しかった」「腹が立った」と認めることが大事だと思う。

E:今回、自分の心と向き合って「母にブスと言われて自分はすごく傷ついた」と認められたのも良かったです。「愛されなかったわけじゃないし、ネガティブに考えちゃダメだ」と蓋をしていたので。

アル:人間は多面的だから、ネガティブな感情もあればポジティブな感情もあって、清い感情もあれば黒い感情もあって、だからカラフルで面白いんだよ。喜怒哀楽があるからこそ人間なんだから。

E:今度、母に言ってみます。「Qちゃんに似てるとか言われて、私はすごく悲しくて泣いたんだ」って。

アル:親は大体「覚えてない」「冗談だった」って言うけどね(笑)。でもQちゃんはカワイイやん、大食らいで役立たずで。

E:それ褒めてないですよ(笑)

アル:Qちゃんは靴に化けれるよ、靴しか化けられへんけど、あとメッチャ音痴。

E:愛すべきキャラではありますね(笑)

アル:ちなみに私はU子さんに似てると言われる。ダミ声のガサツなデブで、Qちゃんをこき使うねん(笑)。Qちゃんは愛すべきキャラだし、Eさんも愛すべき魅力的な女子なので、自信を持ってくださいね。

E:はい、今日はありがとうございました!

―そしてこの後も串カツに行ったのでした!

Text/アルテイシア

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ライタープロフィール

アルテイシア
作家。
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