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  • 2017.06.14

セフレ化するのは「いきすぎポリアンナ」が原因?隠れ性豪女子にカウンセリング①

今回の相談者は、結婚相手を探して婚活しているはずなのに、気づけばセフレになってしまっているというEさん。そんな彼女にアルテイシアさんはどんなカウンセリングをするのか!?今回はいつもより厳しい言葉が胸に刺さります。

今回登場するのは「結婚したくて婚活してるのに、セフレになってしまう」と相談を送ってくれたEさん(31歳、会社員)
おとなしそうな印象だけど、実は「性欲が強くてセックスが好き」という性豪女子の彼女。
今回のアルテイシアは辛口でカウンセリングしています!

セフレ 好き 断れない 悩み
by Pexels

E:某マッチングアプリで半年ほど婚活してみて「これで結婚は無理だな」という結論に達して、先月、結婚相談所に入会したんです。

アル:それはどんなアプリ?なんで無理だと思ったの?

E:女性は無料で男性は月3000円程度の、わりと有名なアプリです。無理だと思ったのは、男性側の真剣度が低くて、ヤリモクの人が多かったから。

アル:会費が安い手軽なアプリやサイトは、ヤリチン潜伏率が高いというよね。前にニコ動で『パートナーに出会うための婚活サイトの活用法』という記事を載せたんだけど、「とにかくヤリチンブロックが重要だ」と。

E:私もその記事を読んで「自分は真逆のことをやってたな」と思いました…。

アル:それは婚活サイトで結婚が決まった読者が送ってくれたノウハウを記事にしたんだけど、かなり役立つ内容だと思う。
たとえば『ヤリチンはすぐに「会える?」と聞いてくるので、プロフィールに「すぐに会ったりするのは怖いので、ある程度やりとりしてから会いたい」と書こう』とか『ヤリチンは夜に会いたがるので、昼間にカフェで会おうと提案しよう。どうしても夜しか会えない場合は『何時までには帰らないと』と伝えておこう」とか。

E:私は「会える?」と聞かれたらすぐに会ってましたね。あと土日が仕事なので、会うのが平日の夜になるんですよ。それで居酒屋とかで飲んでると終電がなくなって「じゃあうちに来る?」みたいな流れになって…。

アル:流れとかじゃなく、終電前に帰ればいい話だから!

E:そうなんですよ(笑)。結局、会ったその日にセックスしちゃって、セフレみたいな関係になるんです。

アル:そのアプリで何人と会って、何人とセックスしたの?

E:10人と会って、7人とセックスしました。

アル:7割!打率高えな!

E:むしろ私がヤリモクか?って感じですよね(笑)

アル:相手はそう思うよね。「この子も割り切った関係を求めてるんだな、ラッキー」って。Eさんの目的は「結婚につながる真剣な付き合い」なのに、目的と行動が合ってないよね。そもそもなんでセックスしてしまうの?

E:性欲が強くてセックス好きなので、ついそういう気分になっちゃって。

アル:ムラムラしてヤッた。

E:はい(笑)、あと仕事が忙しいこともあって、セックスがストレス解消になってるというか。

アル:ムシャクシャしてヤった。
男は女の「セックスしたい」という信号に敏感だから「この女はヤれる!」と判断されるよね。そうやってセックスという餌を撒くと、セックス目当ての男が寄ってくるのは自然の理ですよ。

E:ほんと自らヤリチンを釣ってますよね…。頭ではわかってるけど、そういう場面になると勢いでヤっちゃうんです。

アル:ヤっちゃって好きになるの?

E:好きになった人もいました。見た目も好みでセックスも良くて…相手は警察官だったんですけど。 

アル:ヤリチンポリス。

E:(笑)ヤリチンポリスも会った日にセックスして、その後は会うたびにセックスする関係になりました。「お互い、彼氏彼女ができるまでの関係ね」と相手から言われて。

アル:そこで「私はちゃんと付き合いたいから、こういう関係ならもう会わない」と言わなかったの?

E:言わなかったですね。私も彼とのセックスを楽しんでる部分もあったので。

アル:「このまま付き合えるかも」という期待があったんじゃないの?

E:それもありました。でも結局LINEで「ごめん、彼女できた」と告げられて終わりました。

アル:セフレのテンプレだのう…。その時はどう思った? 

E:その時はすごく傷ついたし腹も立ちました。でもまあ、私にそこまで魅力がなかったんだなと。

アル:というより最初からヤリモクのヤリチンを釣ってるし、「彼女もこの関係でOKなんだ」と相手は思ってるよね。それは、Eさんが自分の意思や希望をちゃんと伝えてないから。私普段はわりと甘口だけど、今回は辛口でズバズバいきますよ!

E:はい、お願いします(笑)!

NOと言えない、イヤなことをイヤと言えない女子

少女ポリアンナ 断れない女子 セフレ

アル:10人中7人としたということは、Eさんは単にセックスが好きなだけじゃなく、「求められると断れない系」じゃないのかな?

E:そうですね。中には全然タイプじゃない人もいたけど、求められて「まあいっか」って。

アル:性的に奔放な女子には「自分がしたい人としかしない」選択系と、「したくない相手でもついしてしまう」断れない系がいると思う。

E:私、もともと断るのがすごく苦手なんですよ。

アル:セックス以外でも?

E:セックス以外でも。仕事で疲れてる時にご飯とか誘われても、頑張って行ったりとか。

アル:それは男女問わず?女友達から誘われても?

E:男女問わずですね。求められたら応えたくなる、ホスピタリティというか…。

アル:そんな綺麗な言葉で飾ったらアカン(笑)!それは「NOと言えない、イヤなことをイヤと言えない性格」ってことだよ。そういう子は「こんな関係はイヤだ」と白黒ハッキリさせず、グレーなままズルズルいくから、都合のいいセフレになりがちだよね。あと絵画や壷も買わされがち。

E:私、多分買っちゃいますね。

アル:買ったらアカン(笑)!「NOと言えない自分はカモにされがちだ」と胸に刻もう。なんならタトゥーにして彫っておこう。
それとEさんは「セックスから始まって付き合った」という成功体験があるんじゃない?

E:はい、過去の彼氏たちはそのパターンが多いです。セックスした後に「付き合おうか」みたいな流れになって。

アル:私もそのパターンはあるけど、相手は友達や知り合いで「多少なりとも好意があって、セックスがキッカケになった」パターンだよ。よく知らない初対面の人とセックスして付き合ったことはない。

E:私もそれはないですね。

アル:条件やシチュエーションが違うのに「前もこれでいけたから、次もこれでいけるはず!」と短絡すると失敗するよね。
今回、Eさんは「自分が求めているのは結婚だから、真剣度の高い男性の多い相談所に入会しよう」と決めたんだと思う。その選択は間違ってないけど、思考や行動を変えずに出会いだけ増やしても、同じことを繰り返すから。Eさんは行動力のある人で、それはすごく武器だけど、そういう人は「振り返り&検証」をしないことが多い。

E:私もさすがに同じことを繰り返すのヤバいと思って、すぐにセックスするのはやめようと思いました…。

アル:男はもともと付き合う気のある相手とは、セックスしようがしまいが付き合うのよ。相手がまだ「付き合いたい」と思ってない段階でセックスするのは「何の責任もなくセックスできますよ~!」と大特価セールするようなもので、そこから正価に戻すのは難しい。恋愛やセックスのいいとこどりができるわけだから。

E:相手にとっては超都合のいい状態ですよね。

アル:セフレから本命になる可能性はゼロじゃないけど、普通預金の金利以下だよ。自分は好きなのに付き合えない状態は辛いし、それで突然「彼女できた」とか言われたら傷つくよね、しかもLINEで済まそうとするなんて。

E:そうですね…ただポリスは最初から嘘はついてないので、そこまでひどい人じゃないなと。あと「私も楽しんだしな」という思いもあって。

アル:メールを読んだ時も思ったけど、Eさんは「いきすぎポリアンナ」じゃないかな。

E:いきすぎポリアンナ(笑)? 

「過剰にポジティブ転換」の危険性

イグアナの娘

アル:ポリアンナは「よかった探し」をする少女なのよ。減点法じゃなく加点法で見るのは良いことだけど、いきすぎると「過剰にポジティブ転換」してしまう。たとえば「付き合ってはないけど、しょちゅう会ってるし、好きだと言ってくれるし、いつか付き合えるかも」みたいな。そうやって自分の見たくないものは見ないで、自分が見たいように見て期待する女子はセフレになりだちだよね。

E:うう…たしかに…。

アル:誰だって「ヤリモクの男に振られて傷ついた自分」を直視するのは辛いし、ポジティブ転換したいのはわかる。でも「反省はするけど後悔はしません!振り返らず前を向いていきます!キラキラ!」みたいなのは良くない。後悔してないのは、反省もしてないってことだから。人は「なんであんなことしてもうたんやー!ウオオー!!!」と後悔しまくることで、同じ失敗を繰り返さずにすむんだよ。

E:私、もともとネガティブで根暗な人間なので、落ち込むと底なし沼に沈みそうで怖いんです。

アル:ネガティブだからこそ、ポジティブ転換してしまうのね。

E:あと「人を憎んじゃダメ、恨んじゃダメ」「誰でも良いところはあるんだから」と思いがちです。

アル:それもバランスなんだよね。孔子も「中庸isベスト」と言ってるけど、加点法がいきすぎると、イヤなところに目をつぶってクズをクズだと認識できないから。

E: 私、ヤリチンポリスから「中出ししたいからピル飲んで」と言われたんですよ。

アル:なんやと?

E:それで婦人科に行って、ピルを飲み始めたんです。 

アル:飲んだんかい!

E:その直後に彼女ができたと言われて「ピル飲み始めたばっかりなのに…!」って。

アル:それ怒るところとちゃう!…ダメだ、つっこみが追いつかない。私はどんなに好きでも「中出ししたいからピル飲んで」と言われたらキレるよ。「ふざけんな!!」と拳銃を奪ってポリス沙汰になるかも。

E:前からPMSがひどくて「ピル飲んでみようかな」と思っていたので…。

アル:「ちょうどタイミングよかった☆」って?それが、いきすぎポリアンナ!!

E:(笑)その頃にTOFUFUの「リベンジ大作戦」の記事を読んで救われました。相手を恨んでもいいし怒ってもいいんだって。

アル:「私はこんな目に遭っていい人間じゃない!」と怒るのは、自分を守るためにすごく大事なことだよ。

E:私は「これぐらいまあいっか」と受け入れてしまうんです。恋愛トークをしていると、男子から「菩薩みたい」と言われます。

アル:それもポジティブ転換だよね。「菩薩」と言うとイイ女っぽいけど、「男にとって都合のいい女」だし、「受け入れる」と言うと器がデカいっぽいけど「本当はイヤなのにイヤと言えない」「意思決定を他人に委ねてしまう」ってことだから。

E:過去の恋愛も相手に合わせて我慢してきたので「これぐらい平気」と思っちゃうんですよ。

アル:ドブの水を飲んできたら、池の水を飲んでも「美味い!安全!」と思っちゃうよね。その思考のクセを変えないと、目先の行動を変えても、似たような男を引き寄せるリスクが高い。「自分は大切にされて当然の存在だ」と思うことで、大切にする男が寄ってくるから。 

E:「自分は大切にされて当然の存在」と思ったことはないですね…。

アル:なんでだと思う?じっくり考えてみて。

E:(しばらく考えて)子どもの頃、母親に「あんたはブスだ」と言われて育ったんですよ。愛されなかったわけじゃないけど、いまだに見た目のコンプレックスが強くて。冗談でも容姿についてイジられると、家に帰って泣きます。

アル:Eさんは全然ブスじゃないけど「イグアナの娘」的に刷り込まれてしまったのね。
母親にブスと言われて育って、コンプレックスを植えつけられて、男にイヤと言えず合わせてしまったり、「こんな自分は我慢しなきゃ愛されない」「男に求められると断れない」という女子は結構多い。

E:私も本当は、ありのままの私を受け入れて愛してくれる人がほしいけど、そんな人はいないよな…と思ってしまって。

アル:Eさんの思考に過去の体験は強く影響しているよね。お母さんのことも「愛情はあったにしても、ブスとか言うのはひどい!私はすごく傷ついた!」と認めることが大事だと思う。母親のブスの呪いに悩む人は、田房永子さんの『呪詛抜きダイエット』を読んでみてほしいな。

―性豪女子の心の底には、母の呪いがあったのでした。次回に続く!

次回は <オタク婚活クソ事件と声優さんの恋愛効果/筋金入りオタク女子にカウンセリング②>です。
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ライタープロフィール

アルテイシア
作家。
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