「告白するより告白された方がいい」は迷信
S:ただ、迷信かもしれないけど「告白するより告白された方がいい」みたいな。
アル:それは東北地方の迷信(笑)?ナマハゲをもてなすと御利益がある、みたいな。
S:やっぱり迷信ですかね(笑)
アル:それは絶対信じちゃダメなやつだよね。あのね、結果的にどっちから告白したかはどうでもいいのよ。問題なのは「告白は男から、プロポーズも男から、恋愛や結婚は男がリードすべき」という考え方。そういう受け身な女子は相手に主導権を握られて、都合よく搾取されがちだから。
S:私も完全に主導権を握られて、彼の手の上で転がされてたと思います。経験もないから「これってどうなの?」と違和感を感じても、ハッキリNOと拒めなかったし。
アル:受け身な初心者は特に狙われがちだよね。男が付き合ってないのに恋人っぽい素振りをしてきた時点で「付き合う気がないならもう会わない」とハッキリ意思表示すべきだと思う。その時の反応によって「擬態しめじ男かどうか?」を判断できるし。
S:ハッキリ言うと逃げられちゃうんじゃないかって…。
アル:そこで逃げる男はそもそもダメだよね。だって自分は恋愛ごっこを楽しみたいんじゃなく、マジメに付き合いたいんだよね?都合のいい関係じゃなく、ちゃんと将来に繋がる関係を築きたいんでしょ?
S:そう…女友達の話だと「それは違うよ!」と冷静に言えるのに、自分のことだと見えなくなって、相手の本心も見抜けないんです。
アル:相手の行動を箇条書きして「同じことを女友達がされたら?」と考えると、客観的に見られると思う。どうしても好きになると「いつか付き合えるはず」と期待してしまうから。
S:私も連絡が途絶えた後も期待を捨てられなくて「どこで間違ったの?」と考え続けてました。「最初から自分は利用されただけだ」と認めるのは辛くて。
アル:そりゃそうだよ。一度好きになった相手を簡単には憎めないし、自分がミジメになるのも辛いもん。それに「うまくいくはずだった未来予想図」にも執着してしまうよね。
S:そうなんです!「私が処女じゃなくてちゃんとセックスできてれば、うまくいったのかも」とか。
アル:いや~彼は「付き合うって言ってないし、セックスもしてないから」と逃げ道を用意してたけど、肉体関係をもったことで「これ以上深入りすると面倒臭くなる」と思ったんじゃないかな、同じ社内ということもあるし。
S:だったら最初から割り切って遊べる相手を選べばいいのに。
アル:彼らは自分は本気にならないけど、相手には本気になってほしいのよ。
彼はおぼこいSさんが自分に本気になるのが楽しかったんだろうし、元カノに振られて無くした自信を回復したかったのかもね。そんなふうに他人を利用する男は「相手は血の通った人間なんだぞ?てめえらの血は何色だー!!」とバラバラにしてやりたいわ。
S:ほんとバラバラにしたいです。とりあえず社内で悪い噂をばらまきます。あとは近所のバーを開拓します!
アル:そこでいい出会いがあるかもしれないし。
S:出張ホスト呼ぶよりいいですよね(笑)。ただ…大丈夫かなって、この年で処女って。
アル:カチカチで残り3分の2入るかなとか?大丈夫、ほぐせば入る。
S:(笑)重いって言う人もいるじゃないですか?
アル:処女が重いとか言うのはヤリチンか、ヤリチンに憧れるバカだから。まともな男は好きな子が処女でも引かないし、むしろ嬉しく思うものなので、一切気にしなくてヨシ!「我こそはレアメタル!」ぐらいに誇るといいよ。
S:硬度を誇るんですね(笑)。そう言われると、3分の1しか入らなくて良かったと思えます!
Text/アルテイシア
待望の電子書籍化!
入手困難となっていたアルテイシアさんのデビュー作が待ちに待った電子書籍化!
TOFUFUの連載でおなじみの旦那さま「59番」との出会いが綴られています。
「59番」と出会う以前の恋愛経験を綴ったこちらも電子書籍化!
あわせてチェック!
姉妹サイトTOFUFUでも連載中!
アルテイシアさんのデビュー作『59番目のプロポーズ』で結婚した“59番”さんとの結婚生活を綴ったコラム。
笑いのたえないアルテイシアさん夫婦の日常をどうぞ♪
書籍発売中!
新刊『オクテ女子のための恋愛基礎講座』発売中!
自信がない・出会いがない・付き合えない・好きにならない・もう若くない・幸せな恋ができない・SEXしたことがない・女らしくできない・結婚できない…そんな悩みを解決する一冊♪