チンドン屋から、黒髪ロング&ワンピースへ
子どもの頃や思春期は「顔面偏差値」で美醜を判断されるため、コンプレックスをこじらせる女子は多いもの。私も「自分みたいなブスは一生恋愛も結婚もできないのでは」と怯えていました。が、大人になると「努力点」で差がつくため、同窓会に行くと「あの子が垢抜けた美人に?!」的な逆転現象がよく見られる。
何度か書きましたが、共学の大学に進んだ私はシノラーファッションをしていました。現代で言うときゃりーぱみゅぱみゅ、昔で言うとチンドン屋のようなスタイル。当時の私は「お笑い担当の非モテキャラ」として男にナメられ雑に扱われ、ビクビクと卑屈な態度でした。同時に異性に対する恐怖心や嫌悪感をすくすくと育てていた。
しかし「アル子、それすくすく育てるもんちゃう」と思い、ひとまず見た目(服装と髪型とメイク)を変えてみた。すると男からマトモに扱われるようになり、異性と対等に付き合えるようになった。その後、男友達もできたし、初めての彼氏もできました。
そんな紆余曲折から辿りついた結論は「見た目は女らしくした方が便利」。現在の私は黒髪ロングヘアにワンピースが基本スタイルです。そのように見た目さえ女らしくしていれば、中身が珍獣だろうが海賊だろうが「女らしい」と認識される。
それは「男に媚びるぐらいなら死んだ方がマシだ!」という私にとって、大変便利なことでした。