恋愛とセックスについて聞こえてくるのは、キラキラ女子の声がほとんど。「私とは違う世界の話だわ」という皆さまに、オクテ女子へのアドバイスを役立ててもらえれば幸いです。
第1回「恋愛もセックスも一生縁がないと思ってた」女子校出身、体コンプレックス、腐女子…
第2回「リアルな男女の性行為はキモい」性の目覚めと初セックスとコンプレックス…
第3回「自分がキモくて面倒くさい」恋愛とセックスの壁を壊すには… はこちら
※参加者
文系ちゃん(28歳・女子校出身の元文学少女)
ノンキちゃん(33歳・「気づいたらこの年でした」が口癖)
腐女子ちゃん(25歳・BL&声優大好きの最年少)
3人とも私と仲良しの女子たちです。全員、未婚で彼氏ナシ。
(この対談はニコニコ動画の「アルテイシアの相談室」で掲載した内容をバージョンアップさせたものです)
自己分析して自己完結が得意技
アル:<自己評価が低いと「こんな私を好きになるなんて、おかしいんじゃないの?」と思っちゃって、自分なんか好きにならない男に惹かれてしまう>という話をしたけど。
文系:私の場合、自己評価が低くて自分を大切に思えないから、自分を大切にしない男と付き合ってしまうんです。それで傷ついて、さらに自己評価が下がって自信をなくす…っていう悪循環。
結局コンプレックスや自信のなさが全てに響いて、自分を不幸にしてるんですよ。
アル:文系ちゃんって自己分析が得意だよね(笑)。
文系:分析はできるんですよ(笑)。ダメな理由を言語化して、自分を納得させようとするんです。
アル:納得して終わるのがダメなのでは?
文系:そう。「納得して終わるのがダメなんだな」って分析して、また納得するんです。
アル:どないしたらええの。
ノンキ:私もだけど、こじらせ女子の特徴ですよね。自己分析して自己完結するのが得意技っていう。 腐女子ちゃん、こんな風になったらダメだよ。
腐女子:はっ、はい!勉強します!
文系:私たちの屍を越えていってね(笑)。
アル:私の血で紅に染まっていけ!(ベルばらの名セリフ「私の屍を越えていけ!私の血で紅に染まっていけ!」)…オスカル様も33歳まで処女だったし、オクテ女子だよね。
文系:でもオスカル様は美人だしモテモテじゃないですか。アンドレにもジェローデルにも求愛されて。
アル:いや文系ちゃんも充分、魅力的だって(笑)。
男子は「魅力がないから彼女できない子」が多いけど、女子は「魅力あるのに彼氏できない子」が多いよね。それって自分で自分を「魅力がない」と思ってるからじゃないかな。
「男といてもそういう雰囲気にならない」と言う女子は多いけど、「自分なんか口説かれるわけがない」と思ってる子は、男も口説けないから。
逆の立場でも「えっ、僕のことそんな目で見てたんですか?!」とか言われそうな男子は、私も口説けないもん。
腐女子:たしかに…そういう相手は口説いちゃダメかもと思うし、ハードルが高いですよね。
アル:そう、受け入れ準備の問題なのよ。 私は食事に誘われたら「ひょっとして私に気があるのかな?」と思うし、こちらに口説かれる準備があるから、相手も口説きやすい。でも「単にご飯食べるだけ」と思ってる女子は口説きにくいよね。
文系:私も「口説かれるわけない、勘違いしちゃダメだ」と思っちゃいます。
アル:「調子乗るんじゃねえ!」ってセルフツッコミが入るよね(笑)。 私も食事に行ったら本当にご飯食べるだけで「自意識過剰だなオイ!」と思ったりするけど。でも、オクテ女子はそれが耐えられないんじゃない?
文系:そうですね。自意識過剰ゆえに、自意識過剰な自分を許せないというか。
アル:あと期待して傷つくのがイヤだから、はなから「口説かれるわけない」と自分に言い聞かせるとか?
文系:それもあります。自分を守るためにガードを作って、その結果、ますます口説かれなくなるという悪循環…って、また分析してますけど(笑)。
アル:傷つくのも慣れるからさ。私も期待してダメだったら一瞬ヘコむけど、もう慣れっこだから「しゃあねーな!」とすぐ立ち直る。就活でも、何十社も落ちるうちに「しゃあない、次行こう」とサクッと前に進めるようになるでしょ。
腐女子:私はとにかく自信がないから、傷つくのがすごく怖いですんですよ…。これってどうすればいいでしょう?