恋愛デスマッチ特別企画として「オクテ女子座談会」をお届けします!
恋愛とセックスについて聞こえてくるのは、キラキラ女子の声がほとんど。「私とは違う世界の話だわ」というオクテな皆さまに、お仲間の本音に触れて安心したり、役立ててもらえれば幸いです。
※参加者
文系ちゃん(28歳・女子校出身の元文学少女)
ノンキちゃん(33歳・「気づいたらこの年でした」が口癖)
腐女子ちゃん(25歳・BL&声優大好きの最年少)
3人とも私と仲良しの女子たちです。全員、未婚で彼氏ナシ。
(この対談はニコニコ動画の「アルテイシアの相談室」で掲載した内容をバージョンアップさせたものです)
「恋愛よりも使命を果たしたい」と思っていた十代
文系:まずオクテになった起源をたどると(笑)、私は中高と女子校だったんです。
同級生には『ピチレモン』(リア充系ティーン誌)とか読んでる子もいたけど、私は興味がわかなかったし、そのへんの子たちとも気が合わなくて。典型的な漫画や小説好きの地味グループにいたんですよ。
アル:夢見る文学少女、赤毛のアンみたいな?
文系:そうそう!そんな感じです。
アル:漫画や小説に出てくる恋愛に憧れたりしなかった?
文系:うーん、「恋愛よりも使命を果たしたい」と思ってました。
アル:使命(笑)。
文系:私はファンタジーが大好きで…有名どころだと十二国記シリーズとか田中芳樹さんとか。恋愛メインのストーリーには全然興味をもてなかったんです。
それよりも女子が異世界にいって使命を果たすみたいな…わかりやすくいうと『魔法騎士レイアース』とか『天は赤い河のほとり』とか。
アル:私も赤石路代は読んでたよ。女子高生がタイムスリップして天草四郎になって島原の乱を成功させる話とか(笑)。
文系ちゃんは中高時代、男子とまったく接点はなかったの?
文系:高3から塾に通い出して、はじめて男子が世界に入ってきたんですけど。ただ当時は太っててダサくて、容姿をからかわれたりもしたから、男子が怖かったんですよ。
…ところが共学の大学に進んで、男8割の中に入っちゃって。
アル:私も同じだわ。私も女子校出身で太っててコンプレックスの塊で、コンビニの男性店員とも目を合わせられなかった。
でも男が8割の大学に進んで、はじめは生き地獄だったけど、じょじょに男子と話せるようになって…その転機があるかどうかは大きいよね。
文系:ずっと女だけの環境にいると、変わるキッカケがないですもんね。
アル: 私の場合は大学で男子と話せるようになって、ダイエットやオシャレにも励んで、多少は自信がついた。
それで彼氏もできて初体験もして…そこからオーバーランして、イケドンの方向に(笑)。
文系:私も男子と話せるようになって、見た目も磨いて差別はされなくなったけど…女扱いされないポジションにいっちゃったんですよ。「コイツの前では下ネタ言ってもオッケー」みたいな。
…で、その後ちょっとしたトラウマがあって。