恋愛は選挙じゃない
目指すはモテじゃなくマッチング
アル:もちろん「結婚=幸せ」じゃないし、「パートナーなんていらない」って人はいいんだけど、やっぱり「パートナーを見つけて結婚したい」という読者が多いので。そういう人に向けて<恋愛は選挙じゃない、目指すはモテじゃなくマッチング>とよく書いていますけど。
恋愛は選挙じゃないから多数の票を集めても意味なくて、自分にピッタリの1票さえゲットすればいい。「王道モテ=政権与党」になる必要はないんです。
で、最高のマッチングは「お互いに居心地よくいられること」だと思う。「相手といる時の自分を好きか、のびのび自由に振る舞えるか?」を重視してほしい。じゃないと長続きしないから。
読者から<面白いと言われて女受けはするけど、男には「おまえはしゃべるとモテない」「自虐ネタはやめろ」「男は自分が笑わせたいんだ」と言われます。こんな自分を変えるべきでしょうか?>って相談をもらうんです。
でも無理して別キャラを演じても長続きしないし、むしろマッチングする相手を逃すから。
「面白い女が好き」って男は存在するんですよ。2~3割ぐらいの少数派だけど。
「自分より面白い男」は少ないけど、「自分の面白さを好きになってくれる男」は探せば見つかるから。
すごく面白い女友達がいるんだけど、彼女は「夫は最高の観客だ」と言ってます。夫は無口な人だけど、彼女の話にいつも大笑いして「奥さんのお陰で家庭が明るいし毎日楽しい」と言ってくれるそうです。
AM:それは最高かもしれませんね!
アル:それでお互いハッピーなんだから、ベストなマッチングだよね。
それに「面白さ」ってかけがえのない魅力なんだから、抑え込むのはもったいない。面白くなりたくてもなれない人は多いんだから、コンプレックスに思う必要ないですよ。なにより面白い女は女受けするし、それは年をとっても減らない才能だから。