アル：「究極の都合のいい女になれば本命になれる」とか言う男がいるけど、あんなの嘘だから。
本命になれる可能性は「ゼロではない」、すなわち「ほとんどない」が現実で、大抵は「ここまでやっても大丈夫な女」とどんどんナメられるだけ。

AM：現実はナメられてる女子が圧倒的に多いですよね。それでも期待しちゃうのはなぜなんでしょう？

アル：人は自分が見たいように見て、聞きたいように聞くからねえ。
セフレをキープしときたい男は「キミのことは大切に思ってる」「幸せにしたいと思ってる」とか言うでしょ？冷静に考えたら「今大切にされてないし、今幸せじゃないから、そんな言葉はウソだ」とわかるんだけど。

　本気で別れたいなら、言葉じゃなく行動で判断すること。
辛い時や大変な時に「心配してるよ」「そばにいてあげたい」とか言うのと、実際に心配してそばにいてくれるのは全然違うじゃないですか。
＜そばにいてあげたい＞ってメールは、そばに別の女がいても打てるわけだし。

　女がパートナーに求めるのは「本当に辛い時や大変な時に支えてくれること」だと思う。
病気になったり親が倒れたり震災に遭ったり、そういう時に相手はどう行動するか？をリアルに考えるのがオススメ。

AM：そうですね…ただ実際そういう場面に直面しないと踏ん切りがつかないのかも。

アル：じゃあ、ドッキリを仕掛けてみたら？「事故って入院することになりました！」とか。
恋人なら何をおいても駆けつけるでしょ？そこで来てくれないと「こんな男にすがっていちゃダメだ」と心底思うんじゃないだろか。
名づけて＜ウォールローゼ*が突破されました！作戦＞。
*漫画『進撃の巨人』に出てくる3つの壁のひとつ。

AM：（笑）。名案だと思いますが、実行するのは難しそうですね。

アル：まあ、実行できる子は別れてるよなあ。
みんな心の底では分かっているわけだから。男の方は自分のことしか考えてなくて、自分の欲求を満たすために利用しているだけで、そんな男が辛い時に支えてくれるわけない、都合悪くなったら切り捨てられるって。
それでも別れないのは、我慢するのに慣れちゃうからだろうね。