金の卵をスカウトして、スターに育てよう!

アル:童貞好きの立場から言わせてもらうと、磨けば光る男子も多いんですよ。
女子は完成系の男を求めずに、「未完成な男を育てる」方向にシフトするのがカギかなと。

S:そうだね。採用でも、中途は特に経験がないと落とす企業が多いけど、未経験者でもポテンシャルを秘めた人はいるから。書類だけで決めてしまうのはもったいない。

アル:恋愛も同じですよね。金の卵をスカウトしてスターに育ててほしいです。

S:やっぱ女子は完成型の男がいいのかなあ…。

アル:でも、ジオングだって未完成のモビルスーツ*でしたから。足などただの飾りです!
(*『機動戦士ガンダム』より、上腕の装甲と脚のない80%の完成度のモビルスーツ)

アルテイシア アルテイシアの愛され(笑)痴女養成講座 MG 1/100 MSN-02 ジオング (機動戦士ガンダム)/創通エージェンシー・サンライズ

S:未完成の男を育てるのが面倒くさいのかな?

アル:面倒くさいのもあるし、女子は「自分磨き」が好きなんです。
で、磨きすぎて縁遠くなっちゃう子も多い。容姿も振る舞いも完璧なのに独身、みたいな。

S:女性は努力が好きだもんね。ジムやエステや習い事に通ってスケジュールぎっしり、みたいな。

アル:それだと出会いの場に行くヒマもないでしょ?
むしろ毎晩飲み歩いている子の方が彼氏できたりしますよね。

S:ホントそうだよね。
それに、あんまり完璧すぎると男は近寄りがたいのかも。
「俺なんか相手されない」「ハイパーな男としか付き合わないんだろう」みたいな。

アル:そういう女子が、実は心安らぐ草食系を求めていたりするんです。

S:そんな風にギャップがあるとマッチングしづらいよね。

アル:そう、ギャップ問題は大きい。
たとえば、ぱっと見は王道モテ系女子なのに、中身はスパイシーだったりするんです。オタクやサブカル趣味があったりとか。
そういう女子は「男に勘違いされて好かれるんです~」と嘆くけど、ギャップを埋めるべきだと思う。
この前、ギャップに悩む編集さんに「アフロにしたら?」とアドバイスしました。

S:アフロはスパイシー過ぎないか(笑)?

アル:セグメント効果は絶大ですよ(笑)。

S:確かに「自分は他人からどう見えるか?」って客観性は大事だよね。
ギャップが大きいなら埋める努力をした方がいい。

アル:私なんかは王道モテは一切しないけど、アンマッチも少ないです。
見るからに気が強そうだし、ガラッパチ系でしょ(笑)?

 それは「私みたいな女が好きな変人だけ来い、雑魚はいらない」と思っているから。
「モテを捨ててマッチングをとる」って、「ケンカに負けて勝負に勝つ」ことだと思うんです。

S:確かにモテると一瞬嬉しいけどマッチング率は下がるよね。

アル:でも婚活記事とか「王道モテを目指せ」って内容ばかりじゃないですか?
家庭的アピールして服装はコンサバでみたいな。
それで雑魚を大量に釣ったところでマッチングしないし、無理やり結婚しても破たんしますよね。

S:確実に破たんするね。それは就職も同じで、ずっと演技を続けるのは無理だから。
素の自分を認めてくれて、居心地のいい会社や夫を選ぶべきなんだよ。

アル:私が結婚9年目で言えるのは「無理は絶対続かない」ってことです。
…ただ自信がないと「素の自分を出せない」「素の自分を認めてくれる男を選べない」って問題があるんですわ。

S:自己承認の話だよね。
ひとつ言えるのは、自分に足りないものを会社や男で埋めようとすると不幸になる。
そして自信というのは「根拠のない自信」が一番強いんだよ。

アル:そこ興味深いんで、ぜひ聞かせてください!

―――次回へ続く!

 アルテイシアさんが普通の男子の性事情をインタビューする『魁!!セックス塾』を当連載と隔週で更新しています。あわせてお楽しみください!

Text/アルテイシア

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