自分から<誘う>で人間関係が豊かに!

アル: 恋愛以外もそうですよね。
私は「女友達に恵まれているね」とか言われるんだけど、それって自分から誘うからなんです。

 たとえば、集まりがあって「また飲みに行こうね~」って言っても、みんな自分から誘わないじゃないですか?
私はまた会いたい子は「いついつ飲みに行こうよ」と自分から誘う。で、2回目会ったら3回目もまた誘う。それで関係が続いていくんです。
これは会社員時代、接待や宴会の幹事をさんざんやって「飲みに誘う」ことに慣れてるからだと思う。

AM: 「また会いたい」と思っても、みんなが「待ち」だと永遠に会えないですもんね。それで疎遠になることが多いです。

アル: もともと日本人は受け身な民族だから。
SM業界もS不足らしいですよ。「受け」志望が多くて「攻め」志望が少ないから、つねに受給不均衡らしい。

AM: だから恋愛も生まれにくんですね…。

アル: そんな中で「M=待つ」から「S=誘う」に転向すれば、恋愛でも独り勝ちできますよ!

未完成な男を育てよう!

アル: 2つめのSは<育てる>
多くの女子は「完成型」の男を求めるんですよ。リードできて会話も上手で、余裕があってオシャレみたいな。でもそんな男、結婚しているか遊び人だから。

「恋愛を楽しみたいんじゃない、パートナーがほしい!」と思ったら、未完成な男を育てる方にシフトするのがオススメ。

 私はゲームの仕事もしているんだけど、<育てゲー>は圧倒的に女性ユーザーが多い。女は育てゲー、男はバトルゲーにハマるんですな。
もともと、女は育てるのが好きだし得意なんです。だから恋愛も育てゲーのつもりでやってみたら、「案外楽しい」と気づくと思う。

AM: 育てゲーをプレイする感覚で楽しもうと。

アル: そうそう。ただ誤解しないでほしいのは「母親になれ」って意味じゃないから。
…たとえば、うちの夫は衝撃的にダサかったから、そこは改善しました。

AM: 衝撃的だったんですか(笑)?

アル: デートに全身迷彩服で現われたりとか。
「ここは戦場じゃないから、そういうのはサバゲーの時に着ようね」と教えました(笑)。

 でも精神面では、私は夫にすごく甘えるし頼っています。私は親にネグレクトされたから、夫に育て直されている部分がある。
…というように「足りない部分を補う」「お互いに育てあう」って意味です。初めから完成型を求めるんじゃなくて。

AM: 自分も完璧じゃないように、完璧な人間なんていないですもんね。

アル: 完璧じゃない部分を「可愛い」と思えるといいですね。男をたまごっちだと思って可愛がって下さい♪