うれしい、楽しいというプラスの感情をエネルギーに

クリエイターや作家など、何かを生み出す仕事をしている人の中には、怒り、不安、悲しみといった、激しい感情によって、創作意欲を高める人もいます。

でも、実は「感情=エネルギー」。つまり、別に怒り、不安、悲しみだけがエネルギーになるわけではないのです。

うれしいこと、楽しいことを経験したときは、人に話したくなりませんか?
それは、感情によってエネルギーが生まれたからです。エネルギーが高まると、人は行動したくなるのです。

世の中の悪い部分ばかりを見て、怒ったり、悲しんだりする人は、今度は同じように世の中の良いところに目を向けられるようになってみてはどうでしょうか?

細部にまで悪いところを見つけられる観察眼があれば、良いところだってきっと見つけられるものですよ!

穏やかな女性は、幸せな人間関係を築く

話を「円満な結婚生活を送っている女性」に戻します。
負の感情を自分で消化し、心を整えられる彼女たちが選ぶ旦那さんというのも、意外と穏やかな人が多いものです。「類は友を呼ぶ」ものなんですね。

だから、そういった女性たちは、旦那さんとは「あまり喧嘩にならない」と言います。

良い旦那さんを捕まえたらそうなるか? ではなく、まずは自分がそういう穏やかな人になった方がいいでしょうね。
一緒に暮らしていくと、夫婦というのは似てくるものだからです。
普段、声を荒げない男性であっても、奥さんがガミガミ怒ってばかりいると、自分まで怒鳴るようになってしまう、なんてことはよくあること。

逆を言えば、穏やかな女性と結婚することで、彼女の思考や性格の影響を受け、イライラしなくなる男性だっているでしょうしね。

実はそういう女性は、結婚生活に関わらず、友達や仕事での人間関係においても、円満であることが多いものです。精神的に安定している人は、やはり大人の言動をするし、魅力があるんですよね。だから、人にも好かれます。

恋愛や結婚に限らず、良い人間関係を築くためにも、「怒りの感情を人を使って発散しようとしないで、自分で解放すること」を心がけましょうね。

子供おばさん……感情のアップダウンが激しく、人に八つ当たりをするので、結婚生活も人間関係もうまくいかない。
大人女子……怒りの感情を自分で消化することができ、穏やかでいられるので、結婚生活も人間関係も円満でいられる。

Text/コラムニスト・ひかり
記事初出:2015.02.17