彼からの言葉の暴力で
「自分のことを好きになってくれる男性は彼以外にいない!」と思い込んでしまうことが怖い

この言葉の暴力のせいで、自己評価が低くなってしまったり、別れてからもその言葉に苦しめられたり、またその後の恋愛にも大きな影響を与えてしまったりと、長年その傷を負うことになるのです。

今回はその言葉の暴力の中でも、「俺以外にお前と付き合う物好きはいない」という言葉について考えてみたいと思います。

日々、本気であったり、冗談であったり、けなす発言(例えば、「不細工」「デブ」「ダメなやつ」など)の多い彼氏が怒ったときに、この「俺以外にお前と付き合う物好きはいない」と言ったとします。

普段からけなされていると、気づかない内に自己評価が低くなってきてしまうものです。
それに更に「俺以外にお前と付き合う物好きはいない」と言われてしまうと、もう呪いのようですよね。

自己評価が低いと、「自分のことを好きになってくれる男性は彼以外にいない!」と思うようになってしまいます。
自分は「モテ」という魅力を持っているわけがない…と思ってしまうんですよね。
そこに加え「俺意外にこんな物好きはいない」と言われてしまうと、『この人は私にとって、希少価値の高い人』『この人を逃したら誰もいなくなって、孤独になってしまう』という強迫観念の気持ちに心を持っていかれてしまいます。

この強迫概念の気持ちを持ってしまうと、彼に対する不満や恐怖があっても、「他に誰もいなくなってしまうなら、この人といるしかいない」と思いこんでしまいます。
『私に合う人は、彼以外に誰もいない』なんてことは絶対にないのですが…やはりこのときは冷静に判断ができないんですよね。

この世の中で『誰もいない』と本気で思い込んでしまうことは、本当に怖いことだと思います。
「今後、誰も相手にしてくれないなら、この人を手放すわけには行かない」と、強迫観念に押しつぶされ、本気で彼に執着してしまうんですからね。