言葉は言われた方の方が衝撃を受けやすく、傷として残りやすい
カウンセリングをしていて、“言葉”って本当に怖いものだと実感することが多々あります。
言葉は発言する方からしたら、とても軽いものです。
殴る訳でも、蹴る訳でもないので、一瞬言ってすぐに消えてなくなるように感じてしまいます。
しかし、言われた方はどうでしょうか? 少し考えてみてください。
発言した人よりも大きな衝撃を受けてしまうことが多いのではないでしょうか。
人は衝撃的なショックを受けると、忘れられないほどの大きな傷を心に負ってしまうことがあります。
また、最初は相手から衝撃的なことを言われて「そんな事ない」と思っていられたとしても、繰り返し言われると、だんだん心にそれが刷り込まれて信じてしまうようになっていくのです。
例えば、とてもキレイな人に、恋人が「お前はとても不細工」と毎日繰り返しのように言ったとします。
誰もがキレイと思う人でも、こうやって毎日言われるとそれを信じてしまい、「自分は不細工なんだ」と思うようになってしまうことがあるのです。
言葉というのは、それくらい大きな力があります。
だからこそ、むやみに人を傷つけるようなことを言ってはいけないといつも思います。
しかし、デートDVをする人の多くに『言葉の暴力』が見られます。