例3:メール返信への強要

メールなどの返信ってできる時とできない時があると思います。
また、四六時中忙しい訳ではないが、なんとなく返さないということだってあっていいと思う。

しかし、デートDVの人と付き合っている場合、メールの返信が絶対と強要されることが多いです。
人によっては、「メールの返信はいかなる時でも●分以内」なんて時間制限を付けられているそうです。それが、仕事中であれ、夜中であれ、そんなことは関係ない。

確かに恋人からメールの返信がないのは寂しいことかもしれない。
しかし、返信を強要させられたら、恋人とのやり取りが楽しいというより、苦しくなってしまうと思います。

例4:「約束」というルールが多い

束縛を伴う人との恋愛には「約束」となる二人の中のルールがどんどん増えていくことがよくあります。
これは、何かケンカをしたら「これからは、これが約束だから」となっていく流れが原因となっているように思います。

恋人が服装、外出、異性との会話、連絡事項、自分のスケジュール、友人関係、何かしらで気に入らないことがあって怒ってしまい、それでケンカになる。
そうすると、仲直りをしたいがあまりに「約束して」と言われて、深く考えずに「わかった」と言ってしまう。
しかし、この「わかった」が自分の首を絞めることになっていってしまう。

「約束」という言葉は少し怖いなと思っていても、その内容がどんなに理不尽だと分かっていあっても、一度「約束」となってしまうと、その約束を破ったら自動的に「約束を破った=悪い」という空気になる。

「そんな約束って…」と思うような内容でも「お前が約束を破った!」ということでこちらが悪者であり、反省し、謝罪を強要される。 さらにはこの反省の強要の中に新しい「約束」が追加されたりする。
こうやって、二人の中に「約束」という名のルールがどんどん増えていき、自由を奪われていくのです。