病んだときは全裸を思い浮かべよう

恋の病に感染している最中はどうしても、お相手を美化しがちです。貴女サマを雑に扱うクズ野郎も、なぜか白馬に乗った王子様に見えてしまいます。そのマジックを解くには、相手男性のマヌケな姿を思い浮かべるのが一番! 

マスケな姿と言ったら、ダントツで全裸一択でしょう。人間の全裸って、なぜかマヌケさが漂います。どれだけの肉体美を誇るような人物だとしても、素っ裸のフルチン状態だと滑稽に見えるからフシギなものです。このフシギ現象を、恋の病み打破に利用しましょう。

ポイントは、ぼんやりと……ではなく可能な限りリアルに思い浮かべることです。前面だけでなく、後ろ姿も想像してみましょう。キャンタマ袋の裏側が見えますね。本来は、睾丸を包む尊い部位ですが、こうやって背後から眺めると、妙に冷静な気分にさせられます。

そうそう、後ろ姿と言えばお尻がありますね。せっかくですから、相手男性のお尻の穴もリアルに思い浮かべましょう。毛やシワ、ついでにそこから「ぷぅ」と屁が放たれる様子を思い浮かべるのもアリです。どんなイケメンでも放屁はしますから。

相手がマヌケだと感じることで…

初めのうちは馬鹿馬鹿しく感じるかもしれませんね。「全裸を想像するだけで恋の病が治るわけがない」と。ですが、誰もがマヌケに見える全裸姿をリアルに! 生々しく思い浮かべることで段々と思考に変化が生まれます。「私が恋焦がれている相手は、白馬に乗った王子様ではなく」「けっこうマヌケな人物なのだ」と。

そこから、マヌケ相手に恋煩いを起こしている自分すらマヌケに思えてくるのです。結果、「寂しいぉ」「会いたいぉ」と病んでいること自体、どーでもよくなっていくでしょう。お試しあれ。

Text/菊池美佳子