1000円で飲んで遊べるパリ飲みとは?
先週の「貧乏なのに幸せなパリジャンライフ」の続きをお話したいと思います。
遊びが少ないパリでは、太陽が出たら、とりあえずチーズ、ワイン、バゲットを持ち出して川べり、公園、橋の上といたるところでピクニックをスタートします。
ワインは5ユーロも出せばいくらでも選べますし、チーズとバゲットを買い足しても1000円で十分ピクニックはできます。
日本の居酒屋で飲むといったら軽く3000円は越えてしまうことを考えるとかなり安上がりです。
前回日本に戻ったときは忘年会シーズンだったため、一回の飲み会で参加費5000円と言われ「あぁ、パリだったら一週間はこれで生きていけるのに…」と心で泣きながら断腸の思いで支払ったのを覚えています。
食べて飲んでおしゃべりを楽しむだけでなく、お酒片手に「ペタンク」というゲートボールのステッキなしヴァージョンのようなスポーツを楽しむパリジャンたち。
鉄の固まりボールを投げて点数を稼ぐ、恐ろしくシンプルなゲームに私は10分で飽きてしまいますが、これを延々と楽しくやっています。なんとも平和です。
私はレストランで食事をするのはデートや記念日、ちょっとした理由があるときだけ、基本的には自炊がほとんどです。週に2回近所に立つマルシェでトマトは1キロ200円くらいから買え、野菜と果物は日本のスーパーより安くて美味しいと思うほどです。
とはいえ自炊も毎日は大変なので、パリ中にある人気冷凍食品チェーン店で買ったグラタン(2人分で400円くらい)をチンすることもしばしば。これがまた美味しいんです。
冷凍食品ではちとわびしい食事かなと思いきや、日本で見たテレビ番組で(黒木瞳さんが世界の食卓を紹介するというもの)パリの一般家庭の食卓が紹介されていて、我が家と全く同じく冷凍グラタンを子供含めた家族4人で分け合っていたので、やっぱりほかのパリジャンたちも似たような食生活のようです。
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