節操のない恋愛を繰り広げるフランス人たち
パリは零度に近い気温が続いて、さらに日光が照る時間も少ない季節。
さらに、誰もが着回しのきく黒いコートばかりを 着ているので、バスや地下鉄の中は真っ黒々。
気持ちもドヨーン、としてしまいます。
北海道などの北国では(パリと北海道の緯度は近い)、冬にかかる季節性のうつ病にかかる人が多いそうです。
特効薬は南の島に行くことだとか。
パリでも季節性のうつ病がたくさん発生しているように見えます。
そう思えるほど、街を歩いているパリジャンたちの顔は沈みがち。
うつにならずとも、道端でケンカしているイライラした人もよく見かけるんですよ。
春よ、早く来ておくれ。
こうも寒いとあまり家を出ませんが、たまに友人らとお茶をしていると色々な話が耳に入ってきます。
最近よく聞くのは、フランス人たちの「節操のない恋愛」話です。
例えばこんな話。
友人の職場にいる10代の男の子には、数年付き合っているガールフレンドがいます。
その若いカップルはお互いの家族公認の仲。
毎年夏のヴァカンスになると、どちらかの家族のヴァカンスに2人揃って出かけるそうです。
ところが…。このカップルに悲劇が訪れます。
なんと、彼のお母さんとガールフレンドのお父さんが恋に落ちてしまった、というのです。
ありゃりゃ。話はそれだけでは終わりません。
彼のお母さんは自分のやったことに罪悪感があったのか、自殺を計ろうとする始末。
一番かわいそうなのは、若いカップルの2人なのに、お母さんが自殺未遂なんて。
よけいに息子を弱らせてしまう、ってことを気にもとめてないのでしょうね。
子供のことより、自分の気持ちに素直すぎるフランス人らしい話です。
- 1
- 2