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  • 2018.02.14

「アルテイシアの夜の女子会」発売記念!ぱぷりこ&アルテイシア対談【後編】

「お母さんになってほしい」「先生って呼んでもいい?」数々の地雷男との逸話を持つお二人の対談後編!基本的に近視で解像度が粗いという男子の目線をうまく活用し。幸せな恋愛をするためにはどうしたらいいでしょうか?

女の子が女の子を導いてあげているの画像

『アルテイシアの夜の女子会』発売記念対談、後編です。
書籍に収録されなかった ぱぷりこさんとのはみ出しトークをお届け!
前編とあわせてどうぞ!

『アルテイシアの夜の女子会』の書影
『アルテイシアの夜の女子会』出版;幻冬舎

最近「お母さんはズボラで汚い方がいいな」と思うんだよね。読者の女子から「彼氏のお母さんが仕事しながら家事も完璧で、かつ美魔女みたいなタイプで、比べられて辛い」みたいな話をよく聞くから。

「第2のママ錬成術師」ですね。うちのママみたいに働きつつ家事もやって見た目もキレイで、フルスロットル揃えてね、みたいな。

AMのカウンセリングにも、彼氏にインテグレート発言された女子が登場したけど、「体調が悪くても会社にはすっぴんで来るな」みたいな。

疲れを顔に出してるうちはプロじゃない(笑)

それを上司が言うのもクソだけど、彼氏が言うか?っていう。そのインテグレートな彼のお母さんも、働きながら主婦業も完璧で、しかもバンコランのような長髪の美魔女らしい(笑)

美容も完璧で手を抜かない!みたいな。「お母さんはいつも笑顔だった」「愚痴を吐かなかった」とか言ってくる、地母神を求める系の男についてブログに書いたら「私も言われたことあります!」という感想が山のように届いて。地獄とはここか?みたいな。

おい地獄さ行ぐんだで!蟹工船だな。

でもその「完璧な母」って幻想じゃないんですかね? 本当にいるんですかね、そういうお母さん。

息子だからかも。

そう。

男って近視で細かいものが見えないから。

私の女友達のお母さんも、外で会うとモデルのような美魔女なんですよ。でも娘は「言うてもすっぴんヤバいよ、シミとかすごいし」と言ってて。それって息子はわかんないんだと思う。

男はシミや毛穴が見えないんだよ。「男が自分の老化に気づくのはハゲとインポだけ」って言うよね。

解像度が粗い。あと息子に対してすごく甘いお母さんってめっちゃいっぱいいる。

息子は小さな恋人、みたいな。昔、セックス中に元彼から「ママって呼んでいい?」と言われて「いいわけあるか」と答えたわ。

「先生」って呼びたがる人はいた!

先生は種類がいろいろあるよね。政治家も先生だし、陶芸家も先生だし。

(笑)そっちじゃなくて、ティーチャーの方。高校時代に好きだった理科の先生がいたらしく「白衣を着てもらって先生と呼びたい」みたいな。

それはコント的に付き合ってあげてもいいんじゃない?

そうそう。それはそれで面白いし、ママはやばいけど先生はまあいっかって。

やたらコント的なセックスをしたがる元彼がいて、「陶芸家と弟子」とか「アリとキリギリス」とか、設定が難しいわ!みたいな(笑)。その彼は売れっ子の芸人になったよ。

えっ、誰?

あとでこっそり教えるわ(笑)

アラサーはおかしくなって当然

アルさんのコラムを読んでると、40代って楽しそう!と思います。

40代はほんと楽しいよ。過去を振り返ると「アラサーはおかしくなって当然」と思う。仕事や恋愛や人生に悩み迷う時期だよね。私はアラサーの入り口の25歳の時に、妖怪女になったから。仕事ができる年上のクリエイターと付き合って「私はあなたの信者女子」になってしまった。

だいたい25ぐらいで来るんですよ、第一次崩壊期が。仕事3年目とかでバリバリやってると、大学から付き合ってる彼氏が同レベルに見えなくなって別れるとか。同世代の男の子とデートしてもバカに見えてつまらないとか。そういう時に仕事できる人とか尊敬できる人が現われると、ドハマりしてしまう。

まんまとドハマりして、草履を食べる女秀吉の勢いだったよ。「滅私奉公!!」みたいな。

とくにバリキャリ勢とか「仕事頑張ろう!」ってモチベーションの高い女子は、仕事できる人にハマりがち。「こうなりたい」って理想や憧れから恋に落ちて、無理しながら頑張る状況に酔いがちだから。「辛くても、彼といると成長できる!」みたいな。

圧倒的成長。

圧倒的成長のために頑張る。

それってなんでですかね? 付き合うのに、仕事で尊敬できるとか関係ないじゃないですか。仕事相手じゃないのに、なんで恋愛相手に仕事できることを求めるのかさっぱりわかんなくて。

私もあまりわかんないですけど、すごく多いですよね。私も恋愛において、仕事の能力的な尊敬って必須ではないと思っていて。

今は私も仕事と恋愛は別物だと思う、夫と仕事の話なんかこれっぽっちもしないし。でも昔はごっちゃになってたよ。というのも、キャリア女子って世界が狭いやん?

狭い。

仕事ばっかりして仕事中心の生活だから「尊敬できる=仕事ができる」って価値観が狭くなる。あと、そういう狭い世界にいると洗脳もされるんじゃないかな。「金を稼げるやつがすごい」とか。

私は「ホリエモン的世界観」と呼んでるんですけど「資本主義最高!金を稼げるやつが勝ち!」みたいな。そういう単純な目先の能力だけ評価して、稼げない人間をバカにするっていう。

私も広告会社を辞めて、視野の狭さに気づいた。あと25歳の私は「自分はバリキャリ」という変なプライドがありつつ、仕事に自信がなかったから、仕事できる男が輝いて見えてしまった。「男に負けたくない、でも自分を負かすような男が好き」みたいな矛盾があって、教祖を崇める信者女子になっちゃった。

「この私がかしずける相手がいるなんて…!」という精神的陶酔が生まれる。

なるほど~、そういう精神構造なんだ。

それでメンがヘラヘラになったので、アラサー女子には私の屍を越えて幸せになってほしいです。

98%が処女

ずっと憧れだった芸能人とセックスして冷めた女友達のお話がありましたよね?(※詳しくは新刊を)。「ずっと片思い女子」とかも完全に相手を美化しちゃってるから、現実を見てゲンナリして次に進めるのは良いことだと思いました。

勝手に美化して脳内シナリオを繰り広げることを「恋」と思うんだよね。まあ女子校時代はそんなんばっかだったよ。話したこともない店員さんにキャーキャー言って「どうしよう、ラブレター渡そうかな?!」みたいな。当時はメールもLINEもなかったから(笑)

携帯のない時代のお話(笑)。恋に恋する状態になるのは、女子校あるあるですね。

そう、だから共学の大学に進んで、リアルな男子との接し方がわからなくて苦労したわ。

私も女子校育ちで、98%が処女のまま卒業する感じでしたよ。だからほぼ全員が大学デビュー。

東京の女子校とかってもっとリアルが充実してると思ってた。

文化祭に近隣の男子校の生徒がきて、ナンパされて云々みたいなのはあったけど…でも学年に彼氏いる子は1人とか2人とか、たぶんそんなレベル。

うちも処女率98%で、彼氏がいるのはダンス部の数人だけだったな。ダンス部は柔軟性が高いから、股も開きやすいのかしら?

見た目がギャルの子はいましたけど。

うちはギャルがいなかった…いや、これは世代的なものだな。当時は日本列島にギャルが存在しなかった。

ギャルのいない時代のお話(笑)。女子校から共学の大学に進むと「男がいっぱいいる!」と衝撃ですよね。

「なんか校舎がクセえ!」みたいな。女子校育ちの友達が防衛医大に進んだんだけど、いきなり全寮制で、朝の6時とかに点呼なんだって。それで校庭に並んで国旗掲揚&国歌斉唱するんだけど、18歳男子が朝6時に叩き起こされたら全員勃ってるやん?「こっちの旗もたってる…!」と衝撃だったらしい。

いきなりそれは極端すぎますね(笑)。たしかに基本みんな男を知らないから、大学デビューすると変な男と付き合いがちで、そこで痛い目に遭って学ぶみたいな。

キノコ狩りの素人だから、毒キノコをムシャムシャいっちゃうよね。『妖怪男ウォッチ』は毒キノコ図鑑みたいな本なので、全女子にオススメしたいです。

毒キノコにあたった時は『夜の女子会』を読んで笑ってデトックスしてほしいです!

Text/アルテイシア

絶賛発売中!

『アルテイシアの夜の女子会』の書影
『アルテイシアの夜の女子会』出版:幻冬舎

今回登場してくれたぱぷりこさんだけでなく、BL研究家・金田淳子さんとの対談も収録。 アルテイシアさんの10年にも及ぶエロ遍歴を綴った爆笑コラムです。

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