恋愛はコンプレックスとトラウマを映す鏡
友達のイケメン有名人が、
「好きだった女の子とHしたら、
連絡来なくなっちゃったんだよ。
普通、逆じゃない?」と嘆いていました。
「女の子がやり捨てされる話はよく聞くけど、
男がやり捨てされるとかってあり得るの?」
彼は納得いかない様子だったけど、
いやいや、全然ありえると思いますよ…。
イケメンとその女の子の出会いは、
彼がボーカルをつとめるバンドのライブでした。
ライブ中、一番前で泣くくらい熱狂していたのがその子で、
連絡先を聞いてきたのも、誘ってきたのも向こう。
それで、お食事に行くことになって、流れで大人の関係に。
そしてその日から、
彼女へのLINEは既読になるのに返ってこないし、
ライブには二度と姿を現さないそうです。
男の人には、「体の関係を持った後に
興味を無くすのは男の方」っていう
思いこみがありますよね。
そして一般的にも、
「女子は関係を持った相手を肯定して、
好きになってしまう傾向がある」
と言われていますが、
女子だって冷めることはあるんです。
単純に体の相性が悪いっていう可能性もあるけれど、
この場合は、女の子の性格かな。
恐らくその女の子は、男の人と関係を持つことで、
自分の価値を確認するタイプの子だったのです。
たぶん彼女、自己評価がとっても低いはず。
だから、手が届かないと思っていた憧れの相手が
尊敬できない「自分」なんかのものになったと思ったら、
相手の価値まで低く感じてしまって、
興味がなくなっちゃったんだと思います。
たぶんこういう子は、
また次のターゲットを探して、
心の隙間を、埋め続けます。
この子が幸せになるためには、
「私はこうやって、自分の存在価値を
確かめているんだよね」って
行為自体を自分で肯定するか
「相手に自分の隙間を埋めてもらおう」
っていう依存を断ち切って、
自分で自分を肯定出来るようになること。
でもそれも「幸せ」ではないのかもな。
だって実は、人生自体が、何かの代償行為。
コンプレックス(=心の隙間)は、前に進む力と
表裏一体だから、仮にひとつ埋めても人生が進むことで、
また新たなコンプレックスが生まれてしまう。
だから、恋をしている限り、そして生きている限り、
人は自己肯定と否定を繰り返すのかもしれません。
そして「幸せ」っていうのは、瞬間の感情であって、
肯定と否定の合間でこそ、感じられるものなのかもしれません。
うーん……人生って、戦いだな……。
Text/伊藤春香(はあちゅう)
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