気づけば、もう12月になります。
この1年も早かった…毎年、師走になるとそう感じますね。
さあ、12月といえば、クリスマスに大晦日、慌ただしくも楽しい、年の瀬イベントが盛りだくさん。クリスマスには家で手料理を作って、家族や恋人、友人とゆったり過ごそうという方も多いでしょうか。
そんな、家でまったりクリスマス派のみなさま!
今年のクリスマスメニューを少しずつ意識しはじめる時期かと思いますが、今日は、そのヒントになるような、華やかで美味しく、そしてとっても簡単な魚料理をご紹介します。
題して、「鱈とハーブの包み焼き」。アクアパッツァのお鍋が要らないバージョンといったところでしょうか。
包み焼きにしているので、包みを開いたときの歓声も、おもてなし料理としてのひとつの楽しみです。
アクアパッツアの包み焼き
【材料(2人分)】
鱈 2切れ
ムール貝(なければアサリでも)6個
レモンのスライス2切れ
ケーパー 大さじ1
ブラックオリーブ 大さじ2
ミニトマト 5個
ローズマリー 1枝
タイム 2枝
塩こしょう 適量
白ワイン 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1
たこ糸やホッチキス
1.鱈には塩こしょうをふってしばらくおいておく。貝は、砂抜きなど必要な処理や掃除をおこなっておく。ミニトマトは半分に切る。
2.クッキングシートに、鱈、貝、トマトをバランスよく乗せて並べ、上からケーパー、オリーブを散らし、レモンを乗せる。
塩を全体に適量かけて、オリーブオイル、白ワインも振りかける。
ローズマリー、タイムをのせて、紙の両端をたこ糸などで縛る。たこ糸がなければ、両端を飴の包み紙のように捻ってもOK。
中央部は、2箇所ほどホッチキスで軽くとめておくといい。
3.フライパンに2をのせたあと、フライパンの底に水を1カップほど注ぎ、蓋をして10分ほど中火で蒸し煮すればできあがり。
ハーブが余ったら…
そしてさらに、料理で余ったハーブを、可愛く香り高いアイテムに変身させてみませんか?
そう、「スワッグ」です。
紐やリボン、はさみさえあれば作れてしまうこのスワッグ。
ローズマリーには魔除けの効果もあると言われており、ドアノブなどにかけると、家を守ってくれるという意味で縁起もいいですね。
見た目の可愛さや古くかから言い伝えられている意味だけでなく、自然のハーブの香りが部屋に漂って、さらに幸せな気持ちを運んでくれます。
クリスマスが近づいてくるこの季節に、ぜひお試し下さい。
ハーブスワッグの作り方
余ったハーブを束ねる。コツは、長いものを奥に、短いものを手前に。
今回は、ローズマリー、タイム、そして家にあったドライフラワーを少しアクセントに加えました。
束ねたら、麻ひもやリボンできつめに縛り、根元の茎の長さをはさみで切りそろえればできあがり。
Text/太田みお
働くおひとりさまにとっての毎日はめまぐるしくて、ゆっくり季節を感じる時間さえ取れないですよね。 「休日のたった1時間でいいからほっとしたい…」元外資系バリキャリから一転、丁寧な生活を目指して料理研究家になった太田みおさんが、四季の彩りを簡単に楽しむ「レシピ=歳時記」をお届けします。
※2016年11月30日に「SOLO」で掲載しました