ひとり純喫茶

マジックショーを眺めながらあんみつコーヒーを…

手品も楽しめ自家製寒天のあんみつも食べられる、三軒茶屋の純喫茶を紹介します。

純喫茶邪宗門の写真 ©邪宗門

「純喫茶では何をして過ごしていますか?」
たまに、そのような質問を受けます。

 珈琲を飲む、本を読む、誰かと喋る、手紙を書く。
そしてこれは悪趣味かもしれませんが、近くに座っている人たちの会話にひっそりと耳を傾けるのも楽しいものです。
人によって過ごし方は色々とあると思いますが、私はただぼんやりしていることが多いです。
しかしそれを伝えると驚かれることもあり、ぼんやりする、ということがあまり得意ではない方も多いと知りました。
今回はそんな方たちへお薦めしたい、とっておきの純喫茶がありますのでご紹介させて頂きます。

純喫茶邪宗門の写真 ©邪宗門

 お洒落な店が軒を連ねる大通りを外れて路地を歩いてみると、まだまだ懐かしい風景や散歩中の猫に出会えたりするものです。
その店は、三軒茶屋と下北沢のちょうど中間くらいの住宅街の中にあります。
アニメ『境界の彼方』の舞台にもなったそうで、なんと海外から訪れる熱狂的なファンの方たちもいるとのこと。

 貴重なランプや柱時計、火縄銃などが店内を飾り、まるで骨董品屋のようにも見えます。
窓際には著名な女性作家のお気に入りだった席があり、一番奥の部屋は美空ひばりさんのグッズに囲まれ、ジュースボックスでは現在も昔懐かしい音楽たちを聞くことが出来るなど見所はたくさんあるのですが、最も特徴的である点として、マスターによる手品を楽しみながら珈琲を頂けることではないでしょうか。
今は無き、国立の元祖「邪宗門」も手品が見られる純喫茶で、そちらの店主に惚れ込んだ結果、当時勤めていた百貨店を辞めて自分の喫茶店を開店するに至ったマスターの作道さん。
手品は、紐、造花、リングを使用したものなど、種類豊富で本格的です。