いつもナンバーズをプレゼントしてくれるパパ

女子高生を金で買うオジサンなんて、キモいっていうのが女性の大多数の意見だと思うけれど、それなりには彼らと心の交流もあった。例えば援交仲間のひとりの、いわゆる定期パパは、ナンバーズという自分で数字を決めることのできる宝くじを会うたびに持ってくるという習慣があった。「友達にもお小遣いあげるから、カラオケに連れておいでっていわれたんだけど来ない?」と誘われ、のこのことわたしが行ったときにもナンバーズをプレゼントしてくれた。その番号は無理くりにわたしの本名である「キョウコ」を数字に当てはめた「905」だった。オジサンくさくはあるけれども、嬉しかった。

翌日、抽選の番号が発表された。翌日だったか翌々日か、当選番号が発表された。「945」だった。援交仲間を通じて定期パパから伝言が来た。905にするか、945にするか迷ったと。ストレートだったので、945だったら10万円ちかくになる。惜しすぎる……。

そんな思い出がいっぱいに詰まったZINEです。もし興味ある方はフェチフェスにいらしてくださいませ。前回の教訓を胸に、露出度高めの恰好でブースにおります。

Text/大泉りか