第1回:「ブス」は状態であって、最終形態ではない。誰でも成りうる落とし穴

犬山紙子×大泉りか×少年アヤが脱ブスへの道を探る!

大泉りかさん 少年アヤさん 犬山紙子 脱ブス
左から、大泉りかさん、少年アヤさん、犬山紙子さん   写真:田川智彦

環境によって形成された自意識がブスという化け物をつくる

編集部:みなさんの考える「ブス」とは──

犬山紙子さん(以下、犬山):男がいうブスって、ほぼ顔面偏差値だと思うんですよ。でも女の場合は芸能人のことブスって言ったりしますよね。自分にとっていけすかない女のことをブスって言っているんだと思います。あと、自分と共通項がない顔の人とか。

少年アヤさん(以下、アヤ):私は、ブスって美醜のことよりも、自意識の問題かなって思いますね。自意識って環境が作っていくものだから、ブスは環境がつくった化け物だ!というのが持論です。妖怪と同じね。

きっと女子って4歳くらいから、“かわいい”“かわいくない”での扱われ方での差がおのずと出てきて、それに沿ったヒエラルキーも形成されて行くでしょ。物心ついてから10数年もブス扱いされてたら、とんでもない自意識が形成されて当然だよ

大泉りか(以下、大泉):でも、ブサイクとブスって違いますよね? 私は、“ブサイクかつ性格悪い”とブスだと思っていて。でも、たまーに美人でも性格悪い人がいるとブスっぽい。きれいだけど、ブスだなって。性格が大きいかな。

大泉りかさん 少年アヤさん 犬山紙子 脱ブス

犬山:そうですね。私は「ブス」って固定されたものじゃなくて、状態だと思うんですよ。
どんな美人でもネチネチ悪口言ったりヒス起こしている状態はブスだし、顔面偏差値が低くてもニコニコしてたり人のために何かをやってあげている状態はかわいい。

そこで、「ブス」って多数に言われてしまう人はブス状態の割合が多い人がそう呼ばれるんじゃないのかなって。そして、「あいつはブスだ」って言ってる時もブス状態ですよね。自分が受け入れにくい芸能人を「全然かわいくないじゃん」とか言ってる瞬間。よく、完璧な美人じゃないのに男から人気のある芸能人を、「ブス」で片づけて叩く女性を見るけど、あれはその人に“男を引き付けるフェロモン”があるってことに気づいてないんだなあと思う。女は峰ふじこタイプが色気あると思いがちだけど、日本の男が感じる色気って違うんですよね。だから色気のある女は叩かれやすい

アヤ:その女性が「ブスだ」と叩く芸能人から色気が出てるのも自意識~! 自信があるから、色気もでるというか…。やっぱり育ってきた環境よ〜〜!

犬山:確かに。色気は顔立ちとかじゃなくて環境で作られるよね。

アヤ:絶対、中野ブロードウェイとか行ったことないよ! 新大久保とかもないし、そもそも中央線に近寄ったことすらもないね。

犬山、大泉:(笑)

アヤ:そういう同性に叩かれる系の美人って本人が書き下ろしたらしき自伝とか読んでも、なんか同性の目線を全然気にしてないんですよ! ビックリしちゃうわ。あれもある意味化け物だよね

大泉:同じ素材を持って産まれても、毎日ブスブス言われて育ったらあんな感じにはならないと思う。

犬山:「私、アイドルになりたい」って言って実際オーディション受けるのは、その環境じゃ言えない。

アヤ:言えない言えな~い。

大泉:周りがブスをつくるんですよね。

<まとめ>
ブスになるのは自意識の問題もある。環境で形成されてしまった“ブス”は今からでも直せるかも。また、女性が「ブス」と叩く女性には男性を惹きつける「色気」が隠れている可能性が! 一緒になって叩く前に魅力を考察してみるのも脱ブスへの近道かもしれません。