Loading...

これってナメられてる?飲み屋で急に話しかけてくる知らない人との会話

わたしはナメられ度が高い

ひとりで立つ女性 Helena Lopes

どうやら私は人からナメられやすい性格らしい。この衝撃的すぎる事実に気がついたのは最近のことだったのだけれど、なるほどねえ……と合点がいく。

私のこのコラムを長い間読んでいる方はご存知かもしれないが、たとえば、前の会社では大して話したこともないような、廊下で会って挨拶をして少し話をする程度の人からなぜかしつこく連絡が来たり、待ち伏せをされたりとか。年齢が10も15も年上の先輩に、「私の方が女の子っぽいじゃん?」と謎にマウントを取られたり、人のお弁当を見て「適当に作っているだけだもんね?」と嫌味を言われたりとか。別部署の妻子持ちの先輩が、「あいつ(私のこと)、俺のこと好きみたいなんだけど」と色々な人に言いふらしていると直属の上司から聞いたりとか。まあ、これは誰も信じていなかったからいいんですけど……。

女友達の話を聞いていると、女性として生きているだけで、この手の事故には遭ってしまうような気もする。しかし、その女友達はめちゃくちゃ顔が可愛いとかお上品だとか穏やかな性格だとか、誰にも好かれる性格をしている。誰にでも好かれる、ということはどうでもいい人を引き寄せてしまうということなのだろう。まあ、わかる。その一方で私は、見た目も性格もきつい。鏡に映った自分の顔を見るたびに、「こいつ、性格悪そうな顔してんな」と思う。見た目も性格もきついくせに、人からナメられるってどういうことなんだ? せめて、どちらかにしてくれ! と思うのだが、それが私の一面なのだろう。

そのほかにも私は、人に道をよく聞かれるとか、観光客に写真撮影をお願いされるとか、メンヘラに懐かれるとか、居酒屋で他のお客さんに話しかけられるとか、店員に顔をよく覚えられるとか。かなり前向きにとらえれば、人からいい印象を持たれやすいということのかもしれないが、これも私のナメられ度の高さに由来しているのだと思う。

解決する気が起きないような小さな悩みのひとつだし、悪いことだけではない。それに自分の性格上の問題でもあるから、今から軌道修正をしていくのは難しい。諦めることにしようか。

前後の連載記事