年齢なんてただの記号、乳首はアクセサリー!ビキニ姿をSNSに載せたら

暑い日が続きますね。本音をいえば屋外になんて出たくないし家に引きこもっていたいんですが、小学一年生の息子に夏の思い出を作ってあげたいという思いで、先日は大磯ロングビーチに行ってきました。

3組計7名での、ママ友との子連れ旅行だったのですが、せっかくリゾートするならと、以前、夫の主宰するサブカルフリーマーケット(出展者がすべてサブカル系の著名人)でゲットした漫画家の国樹由香さんのおさがりの、南国風プリントのホルターネックワンピールを着て見たら、これがすごい。

どう贔屓目にいっても、デカいわけはないわたしのおっぱいが、なぜか巨乳に見えるし、あまりくびれていないウエストもほっそりと見える。なんだこの魔法のワンピースは。たびたび論争になる乳袋問題ですが、身を持って実感することになりました。乳袋は! 作れる! 現実に存在する! と。

あまりに感動して「このワンピ、めっちゃ胸が盛れる」というコメントとともに、胸元の自撮りをツイッターにアップしたところ、瞬く間にフォロワーが増え、「みんなおっぱい、好きだなぁ」なんて思いつつ、ネット記事を執筆することが度々ある身としては、フォロワーは多いに越したことがない。例えエロが目当てであっても! と、あっという間にダークサイドに転向。翌日はビキニを着た画像をアップしたら、これまたたくさんのファボをいただき、さらにフォロワーが増えた。なにこれ、ちょろい。

着たかったら、着ちゃえばいいんでない?

しかし、いくら容易にフォロワーを増やせるといったところで、なんつーかわたしにも羞恥心というものがあります。オバサンの自撮りにギョッとする人だっているだろうし、あまりにエロに寄せた画像を連発するのは、品がなく思える。熟女でもキラキラしてま~す! みたいなアピールがしたいわけでもないし、でも一方では「中年になってビキニなんて……」と、自分で自分に枷を作って臆している同世代の女性に「着たかったら、気にせずに着ちゃえばいいんでない?」ということを伝えたい気持ちもある。だって海外のリゾートでマダムたちが、素敵な水着姿を堂々と披露してるの、カッコいいじゃないですか。年齢なんてただの記号、乳首はアクセサリー!

とはいうものの、「肉体の崩壊感が郷愁を誘う」とか「きつっ」などとリプを送ってくださる方もいて、そんなことわかってやってるので、まったく気にはしないけど、わざわざ嫌なことをこっちに届くように伝えてくるそのメンタルが、どういうものなのかは、知りたい気持ちもある。とにかく楽しい夏になりますように!

Text/大泉りか