月経カップが日本にやってきた!挿入系の月経用品がいい理由

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 こんばんは!オリビアです。
女性がもっとごきげんに!楽しい性生活を送れるような情報を常日頃からリサーチし、皆さんにお届けしているこのコラム。
先日、某企業の依頼で、日本における月経用品のリサーチを行いました。
市場調査をしていくうちに面白い発見があったので、今回からシリーズ化して、最新の月経用品から日本人女性のオーガズムについて考察してみたいと思います。

あなたは何派?選択肢の増えた月経用品

 私が初潮教育を受けた昭和の小学生時代、月経の手当は、「月経用ショーツ」をはき、「使い捨てナプキン」を当てるのが主流でした。
以前、私のタンポン初体験エピソードをご紹介しましたが、その後、現在に至るまで、様々な月経用品を試してきました。
オーストラリアに住んでいた時には、現地の月経用品を使っていましたし、海外の月経用品を個人輸入して試していたこともあります。

 ここ10年位で、月経用品は、ただ「使う」ものではなく、意思を持って「自分で選択する」時代になってきたと感じます。これは、後で触れますね。

 私が確認したところ、海外通販も含めて日本で手に入る月経用品は、ざっと9種類。

【あてがう系】
①使い捨てナプキン
②ナチュラル系使い捨てナプキン
③布ナプキン
④使い捨て布ナプキン

【膣内におさめる系】
⑤タンポン
⑥オーガニックタンポン
⑦ソフトタンポン
⑧海綿
⑨月経カップ

 私は、④使い捨て布ナプキンと⑧海綿以外はすべて試しました。
普段は、③布ナプキンをメインに、外泊時は、①使い捨てナプキン、⑤タンポンを併用しています。
いちユーザーとして、それぞれの月経用品のメリットとデメリットを体感していますし、メーカーさんからは、トレンドやビジネスについての話を聞いています。

 ちょっと固い話になりますが、日本の薬機法で認可されている月経用品は、

生理用ナプキン(使い捨てナプキン):「医薬部外品」
厚生労働省から許可を受けた工場で、認可を受けた原料を使用して作られる。

タンポン:「医療機器」
ナプキンと同じく、原材料から製品(滅菌工程を含む)まで、品質管理されている。

スクーンカップ(月経カップ):「医療機器」
後ほど詳しくご紹介します。

 上記の条件を満たさないものは、月経の処理に使われていたとしても「雑貨」扱いとなります。
例えば、「布ナプキン」は、名前こそ「ナプキン」ですが、雑貨なので、衛生的に使用できるかどうかは自己管理、自己責任となります。