海外では『挿入系』月経用品の使用率が高い

2013年にインターネット上で行われた「生理用品」に関するアンケート(※おりもの、尿漏れ用品も含む)によると、月経用品のユーザー率は、下記のような結果でした。

1位:『ナプキン』68.0%
2位:『おりものシート(パンティライナー)』45.4%
3位:『タンポン』21.6%
4位:『吸水パッド』5.9%
5位:『布ナプキン』(洗って繰り返し使用できるタイプのもの)5.3%

『あてがう系』の生理用品が圧倒的に人気ですね。

 その理由は、日本の使い捨てナプキンが高機能であることが一因であると思います。
唯一ランクインした『挿入系』のタンポンですが、日本人女性の使用率は、他のデータも併せて見てみると、10~30%の使用率でした。ちなみにアメリカでは、タンポンの使用率が40~50%まで上がります。(調査によっては使用率70%という結果も)

 しかし、アメリカやヨーロッパで販売されている『月経カップ』は『第3の月経用品』として、日本にも入り始めています。

スクーンカップ(月経カップ)の画像 フィンランドの月経カップ「Lunette」

『月経カップ』は、シリコンや天然ゴムで出来ています。タンポンのように膣内におさめてカップ内に経血を溜めます。溜めた経血はお手洗いに流し、洗浄と煮沸をすることで繰り返し使えるというシロモノ。
数ある月経カップの中でも、『スクーンカップ』は日本で初めて『医療機器』として認可された月経カップです。