「気にしすぎない」の精神論で女性器コンプレックスは解消するの?

女性が自分を愛すること

OLIVIA オーガズムフル・ライフ 女性器 フライド・グリーン・トマト  女性器コンプレックス 喜田直江 freestocks.org

 先日のコラム「初タンポンで学んだこと」で、自分の性器に向き合うことになったエピソードをご紹介しましたが、もう少し「女性器」にまつわるお話をしてもいいですか?

 小学生の頃に観たアメリカ映画「フライド・グリーン・トマト」(1991)の中に、当時の私にとって、衝撃的なシーンがありました。

 映画のあらすじは、キャシー・ベイツ演じる中年主婦エヴリンは、帰宅するとすぐにTVの前に陣取り、スポーツ番組に夢中になる夫エドとの夫婦生活に不満を感じていました。
そんな時、ストーリーテリングが上手な老女ニニーと出会い、彼女との交流で女性としての自分を取り戻していくハートウォーミングな物語です。
 そのシーンは、エヴリンが女友達と一緒に参加している自己啓発系の講習会でのひとコマ。
講習会に集まった女性たちに手鏡が手渡され、「女性のシンボルである女性器を鏡で見よう!」と、女性器の自己観察が行われます。
エヴリンは、自分の性器を見ることに怖気づいてしまい、「(自分の)ワギナも見れない女よ…」とニニーに弱音を吐くのです。

 私は、そこで初めて女性器を「ワギナ(vagina)」と呼ぶことを知り、「女性たちが集まって性器を見る会合があるなんて!アメリカの女性たちってオープンすぎる!」とカルチャーショックを受けたものです。
その後、大学生になり、「女性のマスターベーション」についてのリサーチをしていくうちに、このワークショップは、映画の中のフィクションではなく、1980年代からアメリカで実際に行われているものだと知りました。
小学生の私には、刺激が強すぎましたが、この講習会と映画が伝えたいメッセージは、「女性が自分を愛すること」でした。