• love
  • 2016.04.14

「もう恋愛に疲れちゃった」自己決定してこなかったアラサーの悲劇

アラサーからよく聞かれる「もう恋愛に疲れちゃった」というセリフ。なぜアラサーは恋愛に疲れ、諦めてしまうのか。そこには「自己決定」からの逃げがありました。トイアンナさんが「平成の結婚論」、ひとまずこれにて最終回です!

もう考えたくない! 恋愛拒否反応が進行中!?

トイアンナ 結婚 メリット デメリット
©by pulguita

「もう、恋愛について考えるの疲れちゃった」

 こう呟いていた、アラサーの相談者さんがいました。
彼女は東海地方の名門私立大学を卒業した秀才。
卒業後は地元のメディア業界で夜も昼もなく働くバリキャリ女性です。
2年付き合った彼氏がいるので結婚間近か?
と思われていたようなのですが、実は今年早々に別れたとのこと。

「結婚する・しないで考えたら(彼氏とは)しない相手なんだなって思ったんですね」
長期間付き合った彼との別れ自体も辛いものではありましたが、彼女が本当に苦しんだのはその後だったと言います。

「(別れて数ヶ月たって)じゃあ、そろそろ新しい彼氏作ろうかなって3月くらいに思い始めた。それで友達に紹介してもらったりですね。でもいざ男性と会うと『この人と結婚できる?』って最初に考えちゃう。若い頃みたいに、とりあえず付き合ってみようって思えない」

 何人か紹介された男性に出会っては『この人と結婚はできなさそう』と付き合う前から諦めて
……を繰り返すうち、彼女は恋愛そのものに対して拒否反応を抱いてしまったそうです。

原因は今まで「自己決定してこなかった」から

 これまで彼女は、親のいうことに従う「いい子」だったといいます。
「○○大学がいいんじゃない?」と言われてそのまま受験し、「明るくて体力があるから新聞やマスコミを受けてみなよ」という言葉に従って就職。
いつだって人生は、親がそれとなく示してくれた「模範解答」を埋めていく幸せに満ちていました。

 しかし、なぜかそんな親が、25歳になった頃から「そろそろ結婚を考えなさい、でもベストな夫は自分で選ぶのよ」といきなり子供を突き放します。
生まれて初めて正解がない「恋愛」という試験を与えられて、真面目な子ほど「親の正解」を顔色でうかがいながらさ迷います。

 そして「今の彼氏でもない、新しく出会ったAさんでもBさんでもない」とトライ&エラーを繰り返すうちに、「自分でパートナーを決めるなんて、無理!」と投げ出したくなる…。
これが、恋愛拒否反応の正体です。

恋愛以外で「自己決定の訓練」をしよう

 恋愛がいやになってしまうのは、今までやったこともないのに、自己決定を求められるから。
しかも、その結果がSNSなどで他人と比較できてしまい「本当にこれがベストだったのかしら」と不安にさせられるからです。

 今まであまり自分の意思で生きてこなかったな
……という人は、恋愛結婚という大プロジェクトへ手をつける前に「自分で人生を決める楽しさを、もっとハードルを下げて楽しむ訓練」が必要となります。

 たとえば、今日は何を食べるか、どんな服を着るか。
休日はどんな友達に会いたいか、それとも1人で過ごしたいか……。
日々の小さなことでも自分で選べたら、ちょっと人生が楽しくなりませんか?

 日ごろから自分が好きなものを考えて選ぶクセをつけると、最終的には恋愛でも「人がどう言おうが、私が選んだのはこの人だ」と言える恋愛をすることができます。

 自己決定というと大仰ですが、始まりはささいなことで構いません。
恋愛という応用問題へ挑んで悲鳴を上げる前に、まずは目の前の夕食メニューを、好きな一品で彩ってみませんか?

★次回からは閑話休題、現代の病である「承認欲求に食われた人々」のケーススタディをしてまいります!

Text/トイアンナ

ライタープロフィール

トイアンナ
外資系OL。恋愛をザクザク分析するフェミニストのアラサーです。

今月の特集

AMのこぼれ話