ブスのほうがそそる? 男性が語る言葉の真意について探る
アヤ:太っていたり、顔面偏差値が低くても、魅力的な人って性格もさっぱりしてますよね。宿っている自意識がブスっぽくないというか。
大泉:自分を肯定しているからかわいいのかもと思ったり。
アヤ:そうそうそう。すごい自信がある。顔とまた別のところで。なのに鼻に付かないっていう!これって本当にすごいよ!
犬山:顔面偏差値が低い人が結婚できないかって言ったら、そんなことはないし。
大泉:ぜんぜんいける。ぜんぜん。
犬山:女の、彼氏や結婚ができるできないってその女がどういう人を選ぶかによるから、彼氏、結婚ができない人って顔面偏差値関係なく男へ注文が多い女だなと。だから、最初に話したブスの定義と同じく、顔面偏差値だけがブスを指し示すわけじゃない。
大泉:男性が言うブスとはまたちょっと違いますよね。男性のいうブスは『可愛くない女』。だから、顔面偏差値というよりも『ふるまい』というか『Attitude』が大きく関わってくると思います。
犬山:でも男性って顔面偏差値で「ブス」ってハッキリいうけど、「ブスのほうが萌える」とかも言ったりする。上から目線で腹立つけど、ちょこちょここういう人いる。
アヤ:なんか男子って、ブスといい感じになった時に、同性の目を目を気にして「バカにされたくない(自分を)」とか、「笑われたくない(自分を)」みたいな葛藤がありそう。周りの目を気にすぎちゃうっていうか…。
大泉:でも、それってどうなんですか? 友達の彼女にあれブスだよね…とか…。私はあんまり聞かないですけど。「あんまり可愛くないよね」くらいで。
アヤ:男の子同士って結構言うかもよ。
大泉:うわ~、陰ではそうなんだ。
犬山:そういう男って若い頃モテなくて、自分じゃどうしようもできない良いルックスへの渇望を美人で満たそうとしてる男に多い。逆にコンプレックスが薄い人は本命の彼女はあまり顔面偏差値で選んでないというのをいっぱい見てきたなあ。自分に自信あるから別に美人で補填する必要なく、居心地の良い女を最優先する傾向にあるんだよね。ある程度年齢落ち着いてくると。ブス(顔面偏差値が低い人)は家庭的で浮気もしなくて征服しやすそうっていう結婚向きなイメージが根強いし。あくまでもイメージね。
アヤ:これ完全に妄想ですけど、男ってエッチの相手がブスだと燃えるんですよきっと。征服欲が満たされてオスのパワーが高まるというか。そんでギンギンになりつつ、「デカい豚を捕まえたぞーーー!!」とか叫びながらはち切れんばかりに脈打っちゃって…狩猟本能に火がつくんですかね?
犬山、大泉:(笑)
編集部:それはブスだからこそ興奮するみたいなところがあるのでしょうか。
アヤ:わかんない!けど単に、美人と対対する自信がないのかもしれませんね。傷付くくらいならブスをハメたい、みたいな。
犬山:最低な話だけど「俺が抱いてやってるんだぞ!」みたいな征服欲は確実に満たされてますよね。
大泉:その男子がいってるブスって顔のつくりってことですよね?
アヤ:そうだと思います。だからこそすごい征服感なんですよ、やっぱり…。
犬山、大泉:(笑)
犬山:サディストに多いのかなぁ。
アヤ:ええ、ブスに群がる男は「甘えんぼのサディスト」よ。みんな気をつけてね!
第1回、第2回と3人の方が思う「ブス」の定義、また実際に目撃した「ブス」についてお話していただきましたが、次回は「脱」ブスというテーマのとおり、「ブス」から脱出するためには…という解決法を探っていただきます!
第3回もお楽しみに。
プロフィール
犬山紙子
1981年生まれ。エッセイスト。2011年、美人なのになぜか恋愛がうまくいかない女たちの悲惨で笑えるエピソードを描いた イラストエッセイ『負け美女』(マガジンハウス)でデビュー。その後は「負け美女研究家」としてテレビ、雑誌、ラジオなどの各種メディアで活躍。現在『週間SPA!』『Gina』などでコラムを連載中。
ブログ:犬山紙子のイラストエッセイ 負け美女
ツイッター:@inuningen
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大泉りか
キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家として活躍中。『サディスティック88』シリーズ(小学館ガガガ文庫)や『若妻誘惑ハーレム 桃色町内会へようこそ』(リアルドリーム文庫)など著書多数。
ブログ:大泉りか公式ブログ スパンキング☆ライフ
ツイッター:@ame_rika
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少年アヤ
少年アヤ
平成元年、消費税と共に生まれたブスでニートのオカマ。サゲマンJAPAN代表。 ヤフオクで生計を立てる傍ら、ブスと環境をテーマにしたトークイベントなどを主催。モテない女に関するツイートやブログの文章が、現在多くの女性から支持を集めている。
ブログ:少年アヤの尼のような子
ツイッター:@omansiru
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