仮に恋愛で脳内麻薬が出なくても
恋愛結婚がすべてではない

中村:でも、もしかしたらそういう人の中には恋愛では脳内麻薬が出ない人もいるかもしれない。
例えば、ギャンブルにめちゃくちゃはまる人もいれば、全然はまらない人もいる。

それと同じで、人によって脳内麻薬が出て、テンションが上がる対象は違うわけだから、誰もが恋愛はするものだと思い込んでいるけど、そうじゃないかもしれない。
恋愛しないと生殖に行き着かないから、人間は恋愛しないとってなるけど、恋愛で脳内麻薬が出ない人はいるかもしれないよね。
そういう人は恋愛自体が楽しくないんだろうから、他のもので脳内麻薬が出るような楽しみを模索した方がいいかも。

そこで、何の不都合が生じるかというとやっぱり恋愛出来ないと結婚出来ないんじゃないかという問題がある。
自分はいつか人並みに結婚して子どもが欲しいと思っている人の場合、恋愛出来ないのは大きな障害になると思うんだけど、結婚って恋愛結婚ばかりが結婚でもないので。
そこは結婚を割り切ってしまうしかないよね。

 

子どもが欲しい場合はセックスが付きもので、いくら子どもが欲しいからって義務的にあまり好きじゃない人とセックスするのは辛いじゃないですか。

子どもが欲しいわけじゃなくて、生涯一緒にいるパートナーが欲しいという意味での結婚がしたいんだったら、私は必ずしも恋愛感情だけが結婚の条件にはならないと思う。
現に私の夫がゲイなので、私たちの間に恋愛感情は一切ないんだけども。結婚って結局家族になることだから。

次回、最終回はうさぎさんの結婚観や、男女がパートナーになることについてをお送りします。
お楽しみに! ■第1回甘え下手な優等生キャラは得しないが男に縁がない訳ではない
第2回恋愛のドロ沼にはまる唯一の価値は”最も愚かな自分”に出会えること
うさぎさんインタビュー第1回、第2回もあわせてどうぞ。

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