彼がいる日々を忘れたい!「日常からのエスケープ」系  

Nurture By rickyqi
©By robertvitulano


 まずは、こんな失恋エピソードから。

 ひとりで衝動的に富士登山に行きました。
神が宿ると言われるパワースポットで霊気を授かり、悪い憑き物を落とそうと思って……。
女がひとりぼっちで、夜は満点の星空に歓喜し、朝はご来光を浴びてむせび泣く様子は、他の登山客から見たら狂気だったと思います。

 思い立って一人旅へ……という「日常からのエスケープ」系は多かったエピソードのひとつです。
これまでと地続きの日常の中にいては、何を見ても、何をしても彼のことを思い出してしまうもの。
だったらいっそ、普段とはまったく別の世界に身を置いて、彼のことを忘れたいと思う気持ちは痛いほどよくわかりますね。そして、そんなときスピリチュアルにすがりたくなる気持ちも……。
同様に、伊勢神宮や出雲大社、屋久島などに行くのもいいのではないでしょうか。

 また、スピリチュアルの力を借りなくても、日常から離れるという意味ではこんな方もいました。

 新潟まで農業体験に行って、一週間ひたすら稲を刈り続けました。
きつい肉体労働に没頭することで、余計なことを考えずに済んだような気がします。

 何かに打ち込むことで、失恋以外のことに集中できる環境に身を置くことが大事なのかもしれませんね。

彼への未練を蒸し返す!「あえてのセンチメンタル」系

 しかし、同じ旅行でも、一方でこんなツワモノも……。

 元カレと行った思い出の場所を巡るツアーを敢行、初デートの行程を再現したりしました。
ただ、一人で行くのはあまりにつらかったので、親友を無理やり誘って行きました。

 傷を癒すどころか、わざわざできかけのカサブタをベリベリ剥がしてかきむしるようなマゾヒスティックな行為!
でも、そんな回答が意外にも複数寄せられました。

 名付けるなら、わざわざ感傷に浸る「あえてのセンチメンタル」系
「思い出の写真や、彼からの手紙・プレゼントなどを見返す」などの行為もこれに含まれます。
彼から急に別れを告げられてまだ納得できていないなど、一方的にフラれて未練タラタラ状態のとき、こうした行動を取る傾向があるようです。

 これはいわば、わざと傷口に塩を塗り込むショック療法。
漠然とした胸の痛みの正体を、はっきり目に見える形にするための「自傷行為」とも言えます。
でも、実はこれ、自分をあえてみじめなシチュエーションに追い込み、「かわいそうなアタシ」というカタルシスに耽るための「自慰行為」とイコールであることも少なくありません。
ハマりすぎると抜け出せなくなるので要注意です。