雨宮まみ×少年アヤちゃん対談『モテモテオカマとアヤちゃんはどこで道を分けたのか』番外編その2

アヤ:オカマもいろいろあって…。この前会ったオカマは、そんなに容姿が良いわけじゃないのにすごく自分の魅力に自信があって、非モテの私に恋愛テクとか伝授して来ようとするんですよ。
「男なんてぇ~、単純だからぁ~、ちんこを~刺激すればいいだけじゃ~ん」とか言って。
挙げ句の果てに、「アヤちゃんさぁ~ツイート見てるけどあれ、キャラでしょ? やめなよぉ」とまで言うんですよ。もう完全に頭飛んでた。

雨宮:その人はモテてるの?

アヤ:モテてるんですよ。

雨宮:チンコ刺激すればいいだけなのかなぁ。

アヤ:そうなのかなぁ。けどそれよりも、「男なんてチンコを~」みたいなことをなんのてらいもなく言えちゃうその自意識の薄さが凄いなと思って。こういう人って普通に女子でもいますけど、やっぱりその共通点はローティーンでヤッてる、ということなんですよ

雨宮:そこで自信がつくんだ。付き合うとか、セックスっていうものが、自然に生活に組み込まれていくんだろうね。
それを覚えずに、大人になってから無理やりやろうとすると、再婚同士の連れ子が新しい母親を、「お母さん」って呼ぶのに時間かかるみたいな感じで付き合うことになるよね。

アヤ:ティーンの鬱屈とした、いわゆる中2病的な時期に入る前にセックスできた層は、美醜問わずみんな幸せそうな顔でポヤポヤしてますよね。

雨宮:そういう人って、ヤッて付き合う感じになったら、すぐ下の名前で呼び捨てにしたりするじゃないですか。あれできないんだよね、私。

アヤ:そうなんだ…。

雨宮:やっぱ後から覚えた組はできないんだよ! もう半年とか1年付き合って、彼氏に「ちょっといつまで苗字で呼ぶつもりなの?」って説教されないと呼べない。
説教されても、「あわわ~、○○クン…」って、まだクン付けかよみたいな感じになっちゃう。

アヤ:もはやメンヘラと紙一重だよね。

雨宮:モテる人は自然にできてるよね。