ラブライフのA to Z:6回 【F】…フェラチオ
大人の女性に捧げるラブライフのA to Z。
今回のテーマは、ズバリ、F=フェラチオ。
男性が快感を得るために行う愛撫ではない、愛を伝えるフェラチオについてお伝えします。
舌使いの巧みさよりも大事なこと
Pink Sherbet Photography
「フェラチオが上手い女性」というと、何を想像しますか?
舌技? 上目づかいの目線? かき上げる長い髪? 大げさな吸引音? 淫乱さ?
多分、それは、AVのフェラチオの影響を受けすぎかも。
AVは、男性の視覚と聴覚を刺激するためのエンターテイメント映像。
男性の興奮のツボをついているので、AVフェラの真似をしたら、そこそこいい反応はあるとは思います。
でも、エンタメではない、心とカラダが安らぐ癒し系フェラチオがあってもいいはず。
癒し系フェラチオをシンプルな言葉で、愛らしく綴った本があります。
夏石鈴子さん著の短編小説『バイブを買いに』(角川文庫)です。
『バイブを買いに』の主人公の女性と同棲相手とのセックス描写は、とっても愛に溢れていて、ひなたでじゃれあっている猫たちみたい。
主人公が自分のフェラチオをしている様子は、「一生懸命でそれでいて、嬉しそうな、うっとりした顔だと思う。」と表現されています。
男性は、自分のペニスを「息子」と呼んだり、多かれ少なかれ、その人なりに可愛がっています。
カラダの一部に、時に自分の意思とは反して、無邪気に動き回る珍獣を飼っているようなもの。
大きくて偉そうにしても、小さくて控え目でも、個性豊かな愛すべき生命体。
そんな生命体を、優しく包み、可愛がってくれる女性こそ、男性の心を掴みます。
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