男がどれだけセックスを「極上の体験」と思っているか伝えたい/中川淳一郎

今回は「本当にあったエロい話」という連載の真意について述べさせてください。なんで、散々私が男視点からのエロい話を書いているのかといえば、AMの読者である女性の皆さんに「男がどれだけセックスを極上の体験と思っているか」を伝えたいからです。だから、女性の皆さんは「こいつら、マジでエロが好きなんだなwwwww」とバカにしてください。

ですから、今回は通常の“実録!エロ話”的なことはしませんが、いかにエロいことを男がしたいのか、という実態を紹介します。これは、私自身の感覚に加え、高校以降、付き合ってきた男どもの「魂の慟哭」とお考えいただければ幸いです。

男はエロにアツい思いを持っている

本当に男という生き物はバカで、若い頃、「射精」「エロ」について考えている割合がマジで25%ほどはあると思います。私は40%ほどでしたが。私自身、挿入し、女性の上で腰を動かしている瞬間、途端に冷静になることがあります。そのときに感じることは以下です。

「オレは今、世界で一番幸せな人間だ……」

本当にコレを私はエロのたびに感じつづけていました。なんでこの人はオレなんかとこの時間、全裸になって付き合ってくれているの? こんな関係になる人なんて世界の中でも何千万分の1でしかないのに、とんでもなくいい出会いだなぁ~。そして、こんなにサイコーな体験をこの人と一緒にできていて嬉しい!

エロというものは「同意があれば最高の行為」だと思います。ですから、男は女性に対してキチンと同意・合意を得なくてはならない。そうした合意形成を経ていざラブホテルの中に入った瞬間、二人してブチューッとディープキスをし、そのまま服を脱ぎながら本番行為に入っていくその時々というものは、人生において最上級の愉悦の時間になります。

私自身、一生で多くの楽しい体験をしてきました。仮にその楽しい体験のTOP500を挙げよ、と言われた場合、その500のうち350ぐらいは女性とのエロ体験が入ってしまうかもしれません。

女性はここまでエロに対してアツい思いを持っていないでしょうが、男というものは、30代までは本当にエロいことしか考えていないといえると思います。皆さんが思っている以上にバカばっかなんですよ。