エロの煩悩に囚われまくった大学時代

大学時代、我々の間で話題になっていたのは、「1日何回オナニーできるかを勝負しよう」というものでした。自己申告でしたが、優勝したのは14回した男でした。さらに、その男に対しては、「お前がオナニーで出す精液を一升瓶に溜めてくれないか? 1年間冷蔵庫に保管しながら1年後にどれだけの量になっているかを見てみようよ。オレら5人で1人1000円ずつ、5000円払うよ」という提案をしました。

これを言われた男は一瞬「5000円貰えるのならばいいかな……」と思ったものの、純粋にオナニーを楽しめないということで、我々のこのオファーを断りました。

これは19歳のときの話ですが、そこから20年程経っても、いかに女性とエロをするか、といったことばかり男は考えつづける人生を送ります。

そういうワケなのでAM読者の皆様におかれては、「男はとにかくエロをすることばかり考えている」という大前提を押さえたうえで、サシで男と飲むときや、職場でふと「いい感じ」になったときの対処法を考えていただければ、と思います。

私はエロの煩悩に囚われまくった過去を持つ男として、「基本的にエロに至るかどうかは女性の主導権次第」と思って生きてきました。もちろん、「確実に今日、オレとエロしてもいいと思っている」と確信できたときは自分から「今からホテル行きませんか?」と誘いますから、その「確信」に至らせるための態度や言葉をぜひとも示してください。

その方が男女とも幸せになります。ただ、全然エロしたくないのにしつこく誘ってくる男はソッコー「ばーか! あんたなんかとヤるか、ボケ!」と突き放しましょう。

Text/中川淳一郎