愛する人だからこそマヌケな姿を見せたくない
ぼちぼち本題に入りましょう。人がセックスレスになるのは、愛する相手に本能むき出しなケダモノ姿を見せつづけたくないからです。
セックスって、ドラマや映画のラブシーンではロマンティックに描かれていますけど、実際には相当グロッキーな行為。唾液を絡め合ったり、生臭い性器を舐め合ったり、オス犬のようにカクカク腰を振ったり、カエルをひっくり返したような恰好でヒィヒィ喘いだり……グロッキーを通り越して、もはやマヌケの領域!
仕方ありません、これが性欲スイッチの入った人間ってやつなのですから。人間も所詮は動物なのだと、動物園で遭遇したケモノの交尾が思い浮かびます。そう、セックス中の人間は本能むき出しなケダモノなのです。
交際初期は、相手への感情がまだ温まっていないため、ケダモノ姿を見せたり、イク際のアヘ顔を見せることなど、大して気になりません。しかし真剣なお付き合いが深まるにつれ、相手に対する恋心はどんどん高ぶってゆきます。
そして恋愛熱量がマックスに達したとき気付くのです、愛する相手にはスマートな自分だけを見せたいと。オス犬のようにカクカク腰を振るマヌケ姿や、カエルをひっくり返したようなマヌケ姿で、本能むき出しなケダモノの自分を見せつづけるのは耐えがたい、と。
つまりセックスレスは、相手を愛するがゆえ起きる反比例現象なのです。その証拠に、セックスフレンド関係の男女は、セックスレスになることはありません。なぜなら愛がないから。愛がなければ、ケダモノ姿を見せたり、イク際のアヘ顔を見せたりすることなんぞ、1ミリも気にならないのでしょう。
彼氏とセックスフルになる方法
彼氏とのセックスレスに悩む女性は、「○○君ったら、私にオス犬のようなマヌケ姿を見せたくないのね」と捉えれば、だいぶ気がラクになりますよ。「気をラクにしたいわけではなく、私は喉から手が出るほどセックスしたいのだ!」という女性は、彼氏の恋愛熱量がマックスにならないよう、腹八分目で調整しましょう。
彼氏の恋愛熱量を腹八分目でおさえるには、会う頻度を減らすのが一番です。人間には「単純接触効果」という心理があります。単純に、接触機会が多いと親近感が湧き、好意が強まる心理です。会えば会うほど好きになるなら、会う頻度を減らすことで、恋愛熱量は腹八分目にとどまります。
遠距離恋愛のカップルが、会えば必ずセックスするのは、会う頻度が少ないからなのでしょう。だからといって遠方へ引っ越す必要はないですが、近距離なのに会う頻度が少ないとなれば、会えば必ずセックスするようになるはずです、多分……。
Text/菊池美佳子
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