恥ずかしさの中で味わう興奮が、肉体全体を性感帯に/D=ジレンマ

 前回の「C=コンドーム」も合わせてどうぞ。

 あなたのセックスをもっと楽しくする「ラブライフのAtoZ 2nd stage」。
今回のテーマは「D= dilemma(ジレンマ)」です。

ジレンマを上手く味わえる人がセックスを楽しめる人

OLIVIA ラブライフ A to Z Lies Thru a Lens

 ジレンマは、二つの相反する事柄の板挟みになること。
セックスにおけるジレンマは、心とカラダを刺激する最高のスパイスです。
「セックスを思いきり楽しむには、『恥ずかしさ』や『後ろめたさ』は感じなくてよい。もっとオープンに、楽しもう!」と言われることがありますが、これは、ある意味で合っていて、ある意味で間違っていると思います。

 アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは、著書『菊と刀』の中で、日本文化は、外的な視線を気にする「恥の文化」と定義しましたが、日本人のセックス観は、「恥ずかしさ」が根底にあります。
恥ずかしさの中で味わう快感こそが、甘美な体験となり、脳がやみつきになってしまうんですよね。
ですので、私は、セックス観のベースに「恥じらい」があることは、必要なことだと思います。

 この恥ずかしさを興奮材料として用いるのは、SMの世界ではよくあること。
「こんな恥ずかしい格好をして…」「こんなに、恥ずかしい音が出てるよ…」というセリフが飛び交います。
恥ずかしさが、脳の興奮をエスカレートさせていくのです。
このジレンマを舌の上でワインを転がすように味わえる人こそ、セックスを楽しめる人と言えるでしょう。

 ここで、肉体を快感に誘うジレンマ・テクニックをご紹介します。