テクニックは実践で培っていくもの

 でも私が思うセックスのテクニックって、実戦で創意工夫して培っていくものなんですよね(想像力も大事)。だからと言って、たくさんの人と経験する必要はなくて(一回きりの関係を持つタイプの“ヤリチン・ヤリマンのセックス下手説”は本当だと思う)、一人の人と経験・回数を重ねてお互いの性感帯を探りあって作り上げていくことが大切。そういう経験のある人はセックスが上手いと思います。

 バイブバーでよく「私イッたことが無いんです」という相談を受けるのですが、AVばっか見て頭でっかちになった男性(特に若い子)の性感帯外しまくりの勘違いテクニックじゃイケるものもイケないでしょう。パートナーがセックス下手な場合、性感帯の開発どころじゃないですしね。
そんな場合、女性は自分のどこをどんな風に刺激してもらったら気持ち良いのか把握して、場合によっては「ここをこんな風にして欲しい」と上手に男性を誘導し、教育していく必要があるわけです。

 そこでグッズの登場です。アダルトグッズは純粋に性欲をスッキリさせる効果もありますが、刺激されたことのない性感帯に触れることによって新たな快感を開発していくこともできます。
充実したセックスライフのために何を使って、どのように性感帯を開発していけばよいのか、そんなサポートもできちゃうのがアダルトグッズの魅力のひとつです。

 性感帯開発以外にも良いこといっぱい、お伝えしたいこともいっぱいなので、次回はグッズとの出会いや学びについて書きたいと思います!

次回は<「性癖は個性」と気付いたのがはじまり。アダルト業界を明るく楽しくするためには>です。
アダルトグッズを取り扱う会社に就職した人の葛藤、周りに自分を取り巻く環境をどう説明するのか?理解度は人によってさまざまだけど、態度を露骨に変えるのも難しい。でも業界に入ったのには理由がある!そんな心中をリアルに届けます。