大晦日の紅白を見て考える「男のトリセツ」があったとしたら

トリセツを歌う女性の画像 Pixabay

この記事が掲載される頃には、大晦日の話題なんぞ今さらジローになっていることは百も承知のうえで、紅白歌合戦について書かせてください。紅白歌合戦を観ていると、同じ出来事でも、人によってだいぶ受け取り方が違うんだんぁと実感させられます。「大晦日に紅白出場する」って、歌手によってだいぶ捉え方が違うのは周知の事実。例えば今回だと純烈のように、「目標だった紅白出場の夢が叶い幸せだ!」という微笑ましい方々。

一方で、「自分のような大物は、紅白なんぞどうでもいいが、NHKがどうしてもと言うなら出てやろう」という方々。この構図、男女関係にも当て嵌まるような気がします。

「俺のような恋愛の優先順位が低いオトコは、週末デートなんぞどうでもいい」「オンナのヤツがどうしてもと言うなら時間を作ろう」ってやつですよ。かくして完全なる上から目線のデートが決行されます。上から目線デートでも、惚れたオトコと過ごせるのだから充分に満足な女性もいるでしょう。大物歌手のパフォーマンスに「やっぱりすげえな!」と感心させられるのと一緒ですよ。

但し大物歌手の中には「ナニサマのつもりだ!」とツッコミを入れたくなるほど、「別格扱い」に踏ん反り返っている方々もいらっしゃいます。一般人の男女関係に当て嵌めると「メシも食わさずラブホに直行」「クンニはしないがフェラはさせる」「俺は大の字で寝転がっているから、お前が騎乗位で腰を振れ」みたいなカンジ。

そうやって踏ん反り返っちゃう自分自身に「恥」を自覚するようになると、「上から目線で会うくらいなら、会わないほうが美徳」という結論に達するのでしょう。紅白出場を辞退する歌手の方々にも「どうしてもと言うなら出てやろう」「但し条件付きで」「他の歌手との差別化必須」とか踏ん反り返るくらいなら……という思いがあるのかもしれませんね。