私事で恐縮ですが、先月末に帯状疱疹を発症しました。なにぶん初体験だったため、すぐに帯状疱疹と気付くことができず……。
最初は「ダニにでも刺されたかな?」と、高を括っておりました。しかし、意外にも綺麗好き・掃除好きで、布団も毎日ベランダ干ししている筆者宅にダニが生息しているとは考えられません。かと言って、数日前からの記憶を振り返っても、汚部屋住まいのオトコ宅でセックスしたわけでもなく。
ほっときゃ治るだろうと思いきや、蕁麻疹らしきブツブツが水ぶくれとなり、腹部から背中にかけて地球外生物みたいな気色悪い状態に! その時、筆者は思ったのです。「ストライクゾーンど真ん中の男性からセックスを求められたとしても、今このタイミングは流石に断るわい」と。
そしてそこから、具体的にシミュレーションを致しました。ばか正直に「お腹と背中にできた蕁麻疹らしきブツブツが水ぶくれを起こしちゃって……」だなんて、ストライクゾーンど真ん中の男性に対して口が裂けても言えません。伝染する系のヤバい病気だと誤解されたくないですからね。
ここまでシミュレーションして気付きました。男女問わず、人は誰しも「のっぴきならぬ事情」でセックスを断るケースも存在するのだ、と。そしてその「のっぴきならぬ事情」を説明できないケースも存在するのだ、と。
求めた側としては、不安にもなるでしょうし、不満も抱くでしょう。でもね、求められた側とて、本当は喉から手が出るほどアナタとセックスしたいのです。しかし、蕁麻疹らしきブツブツが水ぶくれを起こし、地球外生物みたいな気色悪い身体のため、ハダカになれないのです(それだけでなく七転八倒するほどの激痛も伴います)。そしてその事実を明かすことで、伝染する系のヤバい病気だと誤解されたくないのです。
以上を踏まえ結論! 「今夜は帰りたくないなぁ」「朝まで一緒にいたいなぁ」などのOKサインを華麗にスルーされても、「私は女性としての魅力に欠けるのだろうか」と落ち込む必要はないですよ。
彼はきっと、帯状疱疹真っ只中なのだと思います。もしくは帯状疱疹と同等の「のっぴきならぬ事情」を抱えているのでしょう。
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