性欲が強いことで得られるメリット

まずは「男心が理解できる」って点でしょうか。10代の頃に読んだ某・芸人さんの著書に「下半身は別人格」という言葉があり、当時まだ処女だった筆者は衝撃を受けました。しかし初体験を済ませ、性欲旺盛期に入ってから「下半身は別人格」という言葉がよく理解できるようになったのです。下半身には赤の他人が住んでおり、その他人が性欲任せにヤンチャな行動をしてしまうのは仕方ないことなのだ、当人に責任はないのだと、妙に納得させられました。

次に「毎回セックスありきのデートでも不満が湧かない」という点もメリットだと思います。デートのたびにセックスを求められることに不満で、たまにはセックス無しのデートがしたいと要望する婦女子の何と多いことでしょう。一方で性欲が強い婦女子の場合は、毎回セックスありきのデートでもウェルカム! むしろ、セックス無しでバイバイするデートのほうが不安になるくらいです。筆者も性欲全盛期の頃は、セックス無しでバイバイした直後、「もしや今日の私ったら鼻毛でも出ていたのかしらん?」と手鏡で鼻毛チェックするほど、セックスがあって当然と思い込んでおりましたから。

そして最大のメリットは、性欲が強いと「ヤリ溜め」ができるということ。人間の三大欲求といえば「睡眠欲」「食欲」「性欲」です。うち、寝溜めと食い溜めはできません。昨日12時間寝たからといって、今日は2時間睡眠で平気ってことはありません。食い溜めも然り。食べ放題などで満腹になっても、翌日にはお腹が減るようになっています。そりゃそうですよね、人間の内臓には「消化」という機能が備わっているのですから。

一方でセックスに関しては、ヤリ溜めが可能です。筆者自身、性欲全盛期だった21歳~38歳までの17年間、セックスの限りを尽くしたことで、ヤリ溜めできていると実感しております。ヤリ溜めできるのは、強い性欲があってこそ! 性欲が弱いと、ヤリ溜めできるほど回数を重ねることができません。

性欲が強いことで得られるメリット……こんなもんかなぁ。

Text/菊池美佳子
初出:2018.08.06

次回は<「だいたいの男性にお断りされる女性」は確実にいる!けれど悲しまないで>です。
一人で何個も金メダルをとる選手がいるように、「本命彼女」以外の男女交際はありえない!と自他共に考えている女性がいるのは事実。銅メダルもとれない、予選落ち女子が金メダル女子になることは、いったい可能なのでしょうか?