ノーフェラ女子が愛される理由を、筆者なりに分析してみました。彼女たちの共通点は、錯綜する性情報に影響されていないということ。時代はインターネット社会ですから、「フェラチオはセックスの定番メニュー」「流血を伴うようなハードSMを要求しているわけでもなし、四の五の言わずに黙ってしゃぶれ！」「男性をヒィヒィ言わせるフェラテク３選」などの情報が、巷に溢れかえっています。そういった情報に影響されていない彼女たちに、「フェラってセックスの定番メニューじゃん」と伝えても、鳩が豆鉄砲を喰らったような表情です。男性目線にはピュアに写っているのでしょうね。

もしくは、媚びない姿勢が清々しいのかもしれません。大半の女性にとってフェラチオとは、行為自体が好きってわけじゃないけど、愛する彼氏だから実施する感覚です。極端な言い方をするとフェラチオは、男性から気に入られるため、男性のご機嫌をとる行為ってことになります。その行為を拒否するノーフェラ女子には、「男性に媚びてまで気に入られようとは思っていない！」という、強い信念があるのでしょう。そこには必死感が一切なく、男性にとっては魅力的なのかも。

それから「フェラチオ拒否ぶんの穴埋め」も関係しているのでしょう。筆者が親しくしているノーフェラ女子A子は日本人離れした目鼻立ちが特徴的な美人です。ノーフェラ女子B子はグラビアモデル並みのナイスバディです。ノーフェラ女子C子は、歴代の彼氏全員から「キミの膣は数の子天井！」との太鼓判を押され続けてきたとのこと。筆者には確かめようがないですけど(笑)。要するに、顔かスタイルか名器か……何らかの「武器」を持っているからこそ、フェラチオを拒否しても愛されてやまないのでしょう。

結論！　顔もカラダも膣も平々凡々な我々は、黙々とフェラチオに励みましょう。

Text／菊池美佳子